ボールペンの軸に刑事手続法を刻んでカンニングした法科学生の、細密彫刻ワザが話題に
スペインの大学で法学を教える講師が、数年前に捕まえたカンニング犯のことを、最近ツイッターに投稿した。その学生は、ボールペンの軸に、驚くべき緻密さで文字を刻みつけていたという。
芸術的なカンニング
スペインのマラガ大学で教えるYolanda de Lucchiさんは、数年前、試験中にカンニングしている学生を見つけた。その学生は、机の上にあっても不自然でないボールペンを、カンニングペーパー代わりにしていたという。十数本のボールペンの透明な軸に、刑事手続法の条文が刻みつけてあったそう。
その時没収したボールペンが、最近、棚の奥から出て来たので、Yolandaさんは写真を撮って投稿した。
仕事場の整理をしていたら、大学でのこんな記念物が出て来た。数年前に学生から没収したもの。BICボールペンに書かれた刑事手続法。何と素晴らしい芸術品だろう! ——Yolanda De Lucchi@procesaleando
Yolandaさんは同僚の講師たちに見せるために投稿したそうだが、すぐに拡散され、28万件以上の「いいね」が付いた。リツイートは2万件を超えている。
針を入れたシャープペンで刻む
面白いことに、写真を見たある人がこんなメッセージをYolandaさんに返して来たそうだ。
「ハロー、Yolanda。僕はこの素晴らしいボールペンの作者を知っているよ。実のところ彼は、名前を出さなければ、自宅にある同じようなボールペンを見せてもいいと言っている。彼がどうやってこれを作ったか教えてくれた。シャープペンに、芯の替わりに針を入れたんだそうだ。ボールペンに字を刻むのに、すごくやりやすかったと言っている」
この人物は、自身のツイッターアカウントに証拠となる写真もアップしている。下にあるのがそれ。作者が作ったカンニング用ボールペンと、字を刻むのに使った針入りシャープペンとおぼしきものが写っている。
Por cierto, ha aparecido la herramienta del artista. pic.twitter.com/KgsTQ2nVKY
— Gonzo (@gnlhi) October 5, 2022
(了)
出典元:Odditycentral:Student Tries to Cheat on Law School Exam with Intricately Etched BIC Pens(10/11)