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「パパ!ママ!」米で不法移民の親と引き離された子供たちの音声が切ない

「パパ!ママ!」米で不法移民の親と引き離された子供たちの音声が切ない
Crowdjustice

アメリカで子供の声を記録した音声が注目を集めている。その音声とは、現在不法移民の親子を強制的に引き離している施設で、録音されたものだ。

 

不法移民の親子の引き離しが行われている

 

先月初め、アメリカ政府は、メキシコ国境を越えて不法に入国してきた移民を、逮捕し訴追する方針を発表した。

 

これはトランプ大統領の一切不法移民を入国させないとする「ゼロ・トレランス政策(不寛容・容赦なく罰する)」に基づく処置とされている。

 

この結果、南部の国境地帯では難民の親子が強制的に引き離され、親は逮捕されて拘置所に、子供は施設に送られているという。

 

 

そして非営利団体のPro Publicaが先週、親から引き離された子供たちが泣きながら訴える様子を国境警備施設内で録音し、公開した。

 

「パパ」「ママ」と呼び続ける子供らの声

 

その音声には、親から引き離されたエルサルバドル出身の少女、Alison Madridちゃん(6)の声も録音されており、彼女は泣きながら「お父さんを追放してほしくない」とお願いをしていたという。

 

そばにいた幼い子供たちも、ずっと「パパ!」や「マミー!」と泣きながら、呼び続けていた。

 

Alisonちゃんは、女性の係官に「叔母さんに電話して欲しい」と頼み、連絡先を覚えているからと言って、口頭で伝えていたそうだ。その上で、次のように訴えていたという。

 

「私のおばさんに来てもらいたいの。そうすれば私を家に連れて行ってくれるから。(略)叔母さんに電話してくれる?叔母さんが私を迎えに来てくれるから。そうすればママが、できるだけ早く私のところに来てくれるから」

 

その後、電話は掛けられたようだが、詳細は分かっていない。

 

また音声には、他の係官が多くの子供たちの泣き声を聞いて「ここにはオーケストラがいる。居ないのは、指揮者だ」と話す言葉や、「泣くな!」と子供たちに注意する声も録音されている。

 

自分たちの身を心配して迎えに行けず

 

Pro Publicaはその後、電話をかけてAlisonちゃんの叔母と話をするも、彼女は姪のためにできることは何もないと語ったそうだ。

 

叔母は「自分と9歳になる娘もアメリカへの移住を求めており、名乗り出たら自分たちの身が危うくなることを心配している」と語り、さらに次のように述べたという。

 

「これは私の人生の中でも最も辛い瞬間です。想像してみてください、6歳の姪からの電話を受け取った時のことを。彼女は言うでしょう、『約束します、いい子でいるから。どうか私をここから出して。私はずっと一人ぼっちなの』と」

 

現在、Alisonちゃんの母親はテキサス州にある拘置センターで拘留され、その後強制送還される恐れもあるそうだ。

 

現在、両親などから引き離された子供は2000人もいるとされ、人権団体や民主党、さらに共和党の一部から強制的な引き離しをやめるよう声が上がる一方、トランプ大統領は「米国は移民キャンプにはならない」として、この政策を擁護した。(了)

 

 

出典元:news.com.au:Shocking audio captures border agent joking as separated migrant kids cry(6/19)

出典元:NYPost:Shocking audio captures border agent joking as separated migrant kids cry(6/18)

参考:ロイター:不法移民の親子引き離しに批判高まる、米政権は政策擁護(6/19)

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