マレーシア機の捜索中、偶然140年前に謎の失踪を遂げた沈没船を2隻発見


南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空MH370便。これを捜索中に偶然、19世紀のものと思われる2隻の沈没船が発見された。

 

マレーシア機捜索中に偶然発見

 

マレーシア航空MH370便は、2014年にクアラルンプールから北京へ向かう途中、乗客239名を乗せたまま突然レーダーから消え、いまだに行方が分かっていない。

 

消息不明となった当時からインド洋を中心に、ソナーによる大規模な機体の捜索活動が行われていた。

 

しかし2015年、捜索を行っている際に偶然、沈没船を発見。その後、オーストラリアのWestern Australian Museumのもとで画像分析や記録の照合が行われ、2隻とも19世紀に姿を消したイギリスの帆船である可能性が高まった。

 

深さ3700mの海底に沈む

 

Western Australian Museumの報告によれば2隻の帆船が発見されたのは、オーストラリアの南西1440マイル(約2300km)の地点で、2隻は22マイル(35km)離れて海底に横たわっていたという。

 

またそのうちの1つの地点で、水中ドローンにより調査が行われ、2.3マイル(約3700m)の海底に沈む船の付近から、石炭のサンプルも回収されたそうだ。

 

これらの結果、1隻目はブリグ船の「W Gordon」か、またはバーク船の「Magdala」、2隻目が同じくバーク船の「West Ridge」である可能性が高まった。

 

Wikipedia The Coast Guard Cutter Eagle

沈没の原因は石炭による爆発か

 

「W Gordon」は1877年スコットランドからオーストラリアへ向かっている途中に消息を絶ち、「Magdala」もイギリスのウェールズからインドネシアへ航行している1882年に突然姿を消したという。

 

そしてこの1隻目の回りに散らばっていたものを調査した結果、多くが石炭であると判明。これらは船が沈没して海底にぶつかる前に、船体からばらまかれたと考えられるそうだ。

 

当時、石炭を積んだ貨物船が爆発する事故は多く起きており、この船も突然、爆発を起こして沈没したとみられている。

 

Facebook/Western Australian Museum

140年間も解決されていない謎だった

 

2隻目の「West Ridge」は1883年にイングランドからインドへ向かう途中、28名の乗員とともに姿を消したという。

 

沈没した原因は分かっていないが、位置から推測すると何らかのトラブルがあり、オーストラリアにある最寄りの港へ助けを求めに行く途中だったと考えられるそうだ。

 

これらの船の消息は、140年間も解決されていない謎として残り続けてきたとされている。

 

そして今回の調査結果について、専門家らは自信を持っているようだが、もし潜れるようであれば陶器やボトルなどの人工物を回収したいとしている。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Flight MH370 search solves 140-year-old mystery of vanishing ships(5/3)