前カタルーニャ州首相、自分に似たロゴを使うハム会社に販売停止を求める


スペインの前カタルーニャ州首相、カルラス・プッチダモン氏が、自身の名前に酷似した社名を持つ生ハムブランドに対し販売を止めるよう求め、ちょっとした騒動となっている。

 

ブランド名もロゴも酷似

 

騒動の渦中となっているのはスペイン、南アンダルシア州の町、マラガにある生ハムブランド「Pig Demont」だ。

 

この“Pig Demont”というブランド名は、前カタルーニャ州首相プッチダモン氏の綴り“Puigdemont”に酷似。

 

さらにブランドのロゴマークも、黒髪に眼鏡をかけた豚の姿となっており、眉毛の形までプッチダモン氏にそっくり。

 

これが本人の目にも留まり、侮辱的であるとして物議を醸している。

 

 

豚をイラスト化したものに過ぎないと主張

 

一方ブランドの創設者Alberto González López氏は、これに対して反論。

 

このブランド名は“Pig”、つまり英語の豚と、フランス語で山からきたものを意味する“Demont”を組み合わせたものであり、同社のハムが山に囲まれた町、マラガからのものであることを示すものである、と主張。

 

プッチダモン氏に酷似したブランドのロゴマークに関しても、同氏が自らの髪型に知的所有権を保有しているわけではない、と突き放している。

 

またLópez氏はラジオ番組のインタビューにおいても、ロゴマークは単なる豚をイラスト化したものに過ぎない、と語ったという。

 

Pig Demont

 

スペイン特許庁もロゴは変更するべきと判断

 

他方でプッチダモン氏は、同社の社名およびロゴマークが“侮辱的”であるとし、スペイン当局に対して「Pig Demont」のハムの販売を止めさせるよう要請。

 

これに対しスペインの特許庁は今月14日、ロゴマークは法律に反するものであり、なおかつ侮辱的であるとして、変更せねばならないとの判断を下している。

 

このような状況に対し、López氏はブランドが今後どうなるのか、懸念を抱いている一方で、ロゴマークについては、「ユーモアは人生の基本であり、政治においては、恐らくなおさらだ」と再三にわたり持論を展開しているそうだ。

 

 

ちなみにプッチダモン氏自身は、昨年10月に行われたカタルーニャ州分離独立をめぐる住民投票の結果を受けて独立を採択したことで、スペイン政府から“国家反逆罪”の容疑により国際逮捕状が出されている。

 

さらに今年の3月にプッチダモン氏は、滞在していたドイツで身柄を拘束され、現在も同国での滞在を余儀なくされているという。

 

プッチダモン氏に酷似したロゴマークを使用したとして物議になってしまった「Pig Demont」社だが、同社の将来もさることながら、プッチダモン氏とカタルーニャ州独立をめぐる問題が今後どのような展開を迎えていくのかが、より気がかりなところだ。(了)

 

出典元:The Local Spain:Puigdemont v ‘Pig Demont’: Ex-Catalan leader squeals on ham brand(6/14)

出典元:euronews:Pig Demont or Puigdemont? Ex-Catalan leader is pigged off over pun(6/15)

出典元:Newsweekjapan:スペイン政権交代でカタルーニャ独立運動に新たな展開?(6/12)