ツール・ド・フランスに出場している選手の両足、レースの過酷さを物語る写真が衝撃的
フランスなどで毎年7月に行われている自転車レース「ツール・ド・フランス」。
その大会に出場している選手が、ステージを走り終えた後の体の写真を公開し、注目されている。
16ステージを走り終えた後の両足
写真を公開したのは、ドイツのチーム「Bora–Hansgrohe(ボーラ・ハンスグローエ)」に所属しているポーランド人のPaweł Poljański選手(27)。
彼はファンの人々にレースの間、選手の体がどのような状態かを知ってもらおうと、「ツール・ド・フランス」の第16ステージを走り終えた後の、自らの両足を撮影。それをインスタグラムで公開した。
その両足は太ももの付け根からくるぶしまで太い血管が浮き上がり、膝も日に焼けて茶色に染まり、レースの壮絶さを物語っている。
Poljański選手自身もインスタグラムで「16ステージの後、僕の両足はちょっと疲れているように思える」とコメントしている。
23日間で3540kmを走り抜く
今年の「ツール・ド・フランス」は198人の選手が参加し、彼らは23日間で21ステージを競い、ゴールまで3540kmの道のりを走り抜くという。
しかもその間、選手にはわずか2日間しか休みが与えられないそうだ。つまりほぼ毎日、平均で約170kmの道のりを走り続けることになる。
コースはドイツやベルギー、ルクセンブルク、そしてフランスの34の郡にまで及び、選手らは23個の山を越え、高低差2000m以上という起伏に富んだ地形を進んでいく。
サッカーW杯や五輪に匹敵する人気
「ツール・ド・フランス」はフランス語で「フランス一周」という意味。その歴史は古く、1903年の第一回大会から数えて今年で104回目となる。
現在では世界最大規模のロードレース大会に発展し、路上観客数は1000万人、メディアを通した視聴者数は30億人を超え、その人気はサッカーW杯や五輪に匹敵するという。
火曜日の時点でPoljański選手は全体の75位。彼のチームは22チーム中、18位となっているとか。
そして次の日曜日にはゴールを迎え、最終的な勝者が決定するという。
出展元:CNN:Tour de France 2017: Polish rider Paweł Poljański reveals effects of grueling race(7/19)