300年前に不可解な暗号で書かれた「悪魔の手紙」、伊の研究者が一部を解読


300年以上も前に修道女によって書かれた謎の手紙の一部を、イタリア人の研究者が解読したとして注目されている。

 

修道女が「悪魔に書かされた」と主張

 

その手紙を書いたとされる修道女とは「Maria Crocifissa della Concezione」さん。彼女は15歳の時から、イタリアのシチリア島にあるPalma di Montechiaro修道院で暮らしてきたという。

 

手紙は1676年に書かれたと見られているが、当時彼女は目覚めた時には手紙があり、自分で書いた記憶がないと語っていたという。

 

さらに自分は悪魔にとりつかれて手紙を書かされたと主張。それを裏付けるかのように、手紙は判読不明な謎の暗号で埋められていたとか。

手紙にある15行の解読に成功

 

その後、この手紙は「悪魔の手紙」と呼ばれ、書かれている内容も約340年間謎のままだったが、今回イタリアのカターニャにあるLudum科学センターの研究者らによって解読が試みられ、15行分が判読できたそうだ。

 

その手紙には人間と神、そして悪魔の関係について議論する内容が書かれていたが、一貫性がなく、とりとめのないものだったという。

 

「このシステムは誰の役にも立たない。人間が神を発明した」

 

「神は死ぬべき運命を自由にできると考えている。恐らく今も、三途の川(Styx)は確かにある」

 

また修道女は同時に、神やキリストが「(人類にとって)重荷になっている」と書いていたという。

諜報機関が使っていたソフトを使用

 

今回の作業において、研究者らは諜報機関がダークウェブ上で使用しているソフトウェアを介し、解読を試みたという。

 

そしてラテン語や古代ギリシャ語、さらに古代北欧のルーン語、アラビア語などを用いた結果、判読可能なフレーズが浮かび上がってきたそうだ。

 

解読に携わったLudum科学センターのDaniele Abate氏は、取材に対し次のように語っている。

 

「私は個人的には、その修道女が語学に堪能だったと信じています。そのため暗号を発明できたのでしょう。また彼女は統合失調症や双極性障害のような状態で苦しんでいたのかもしれません。それにより悪魔との対話を彼女に想像させたのでしょう」(了)

 

出典元:METRO:A ‘possessed’ nun’s 17th century devil letter has finally been translated(9/10)