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イスラエル軍のガザ地区への空爆、約半数が無誘導弾を使用か

イスラエル軍のガザ地区への空爆、約半数が無誘導弾を使用か
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アメリカのメディアは、イスラエル軍による空爆において、無誘導爆弾が半数近く使用されていると報じている。

 

約40~45%が無誘導爆弾

 

有力紙「ワシントンポスト」や「CNN」の報道によれば、イスラエル軍はガザ地区への空爆の半数において、無誘導爆弾としても知られる「ダム爆弾」を使用していることが判明したという。

 

この情報は、アメリカの国家情報長官室の評価書からのもので、イスラエル軍が使用した2万9000発の空対地弾のうち、約40~45%が無誘導爆弾だったそうだ。

 

また全空爆のうち、精密誘導された攻撃は55~60%だったとされている。

 

すでにガザ地区では1万8000人もの死者が出ており、この無誘導弾の使用割合が事実なら、イスラエル軍が民間人の犠牲を厭わず、事実上の無差別爆撃を行っていることになる。

 

「民間人の死者数急増の原因」

 

実際、アメリカのジョー・バイデン大統領も12月12日、イスラエル軍がガザ地区で「無差別爆撃」を行っていると述べていた。

 

またCNNも記事において、次のように指摘している。

 

「無誘導兵器は一般に精度が低く、特にガザ地区のような人口密集地域では民間人に大きな脅威をもたらす可能性がある。またイスラエルによる、ダム爆弾の使用率が民間人の死者数の急増の原因になっている可能性がある」

 

この評価についてコメントを求められたイスラエル国防軍のニル・ディナール報道官はCNNに対し、「使用された弾薬の種類については、申し上げられない」と述べた。

 

またイスラエル軍報道官のケレン・ハジオフ少佐は12月13日、「国際法と道徳的行動規範を遵守する軍として、私たちは、ハマスが人間の盾としている民間人への危害を最小限に抑えるために、多大な資源を投入している」とし、「私たちの戦争はハマスに対するものであり、ガザの人々に対するものではない」と述べたという。

 

しかし専門家は、「もしイスラエルが多くの無誘導兵器を使用しているのであれば、民間人の犠牲を最小限に抑えようとしている、というイスラエルの主張は損なわれる」と語っている。(了)

 

出典元:CNN:Exclusive: Nearly half of the Israeli munitions dropped on Gaza are imprecise ‘dumb bombs,’ US intelligence assessment finds(12/13)

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