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イスラエル軍がガザ南部の都市を包囲、兵士24人が死亡

イスラエル軍がガザ南部の都市を包囲、兵士24人が死亡
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イスラエル軍は23日、ガザ地区南部の都市、ハンユニスを包囲したと明らかにした。

 

24人のイスラエル兵が死亡

 

ここ数日、イスラエル軍はハンユニスに対して激しい空爆や砲撃を加えており、同時に「ハマス」の戦闘員と激しい戦闘を繰り広げてきたという。

 

そして23日、イスラエル軍はハンユニスを包囲したと明らかにし、さらに南への逃亡を防ぐために、市内から地中海沿岸に向かう最後の道路を封鎖したそうだ。

 

しかし激しい戦闘により、1月22日には24人のイスラエル兵が死亡したという。

 

 

同時に、イスラエル軍の攻撃により多くのパレスチナ人も犠牲になっており、1月24日には過去24時間で、210人が死亡、約400人が負傷したそうだ。

 

イスラエル軍が病院にも攻撃

 

イスラエル軍は市内を包囲すると同時に、ハンユニス西部の住民に対し、身の安全のために地中海沿岸のアルマワシ地域へ、直ちに移動するよう命じた。

 

しかし住民の証言によれば、戦車がそこに通じる道路を封鎖しているため、避難できなかったという。

 

またハンユニスでは、市内にある2つの病院の周囲でも、激しい戦闘が発生している。

 

パレスチナ赤新月社(PRCS)は1月23日、同団体が運営するアル・アマル病院の入口でイスラエルの無人機によって民間人1人が死亡し、近くの本部に砲弾が命中し、他の人が負傷したと発表した。

 

PRCSのネバル・ファルサク報道官は「イスラエルの無人機が、アル・アマル病院にいる人々への射撃をやめなかった。私たちの施設内に避難している何千人もの避難民の間に、パニックと恐怖が広がっています」と述べている。

 

またファルサク氏は、アル・アマル病院とその近くのナセル医療複合施設は、搬送される患者で圧倒され、超満員になっていると警告した。

 

ガザ地区の保健当局は、イスラエル軍が病院の「専門外科病棟と救急棟の上層階に集中砲火を行った」と主張している。

 

 

国連施設にイスラエル軍が砲撃

 

また24日の朝には、ハンユニスにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に所属する職業訓練センターが、イスラエル軍の戦車による砲撃を受け、少なくとも9人が死亡、75人が負傷した。

 

ハンユニスにある職業訓練センターは、約3万人のパレスチナ人を収容している最大規模の避難所とされている。

 

この攻撃ではイスラエル軍の戦車が2発の砲弾を撃ち込み、800人が避難する建物を直撃。UNRWAの広報担当者は、さらに死者の数が増える可能性があるとの見方を示した。

 

世界保健機関のテドロス事務局長も、職業訓練センターに避難し、イスラエル軍の攻撃により死亡した人々に哀悼の意を示した。

 

「根絶させるという意図的な計画」

 

またガザ地区では食料などの不足も深刻で、多くのパレスチナ人が、飢餓の脅威にさらされているという。

 

ノルウェーの医師で人道活動家のマッズ・ギルバート氏は、イスラエル政府がガザ地区に対して支援制限を掛け、それを武器にしているとして、次のように語っている。

 

「これは、病気や爆撃、医薬品や医療サービスを利用できないようにすること、そして飢餓と水不足によって、ガザ地区の人々を根絶させるという意図的な政府の計画だ」

 

ガザ地区の保健当局が24日に発表した内容によれば、10月7日以来、2万5700人のパレスチナ人が死亡、6万3740人が負傷したという。(了)

 

出典元:BBC:Khan Younis: Israel says forces have encircled Gaza’s second city(1/23)

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Hospital under siege amid assault on Khan Younis(1/24)

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