NIKEがパリ五輪女子陸上チームのユニフォームを発表、股の「アレが出てしまう」と不評
2024年パリ・オリンピックに向けた米国陸上選手チームのユニフォームを、Nike(ナイキ)がデザイン。今週、それが公開されたのだが、女子用のユニフォームが不評を買っている。ハイレグの切れ込みが激しすぎるからだ。海外メディアが伝えた。
プライベートゾーンのお手入れが必要に
Nikeは先日、パリのブロンニャール宮殿でイベント「Nike On Air」を開催。パリ・オリンピックに出場する選手たちのユニフォームを発表した。その中で、女子陸上用のユニフォームデザインが、性差別だとの批判を受けているとのこと。
2020年東京オリンピックに出場し、パリでも出場が期待されている「女子走り幅跳び」のタラ・デービス=ウッドホール選手は、「ちょっと待って、私のアレが出てしまうじゃない」とコメントした。
性差別であるという見解は、女子選手にだけ陰毛のお手入れが必要になることから出ているようだ。全米選手権で優勝した経歴のある元陸上選手のローレン・フレッシュマンさんは次のように言う。
「プロのアスリートは、陰毛に気を遣ったり、体の無防備な部分を人に見られるのではないかと心配したりすることなく、競技に集中できるようにするべきなのです。それに、このユニフォームが本当に運動のパフォーマンスを向上させるなら、男性選手も同じものを着ることになるでしょう」
ユニフォームの素材は男女ともにスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)で、体のラインが露わになるが、男性用は女性用に比べて保守的なデザイン。ショーツの丈は太ももの中程まである。
最先端技術を結集
Nikeによれば、このユニフォームは科学的なデータとアルゴリズムを用いてデザインされた「ゲームチェンジャー」であるとのこと。アパレル部門の長である Janett Nichol氏はメディアの取材を受けて、「最高レベルのパフォーマンスを生む」と言っている。
また、デザイン開発には、複数の陸上選手にも関わってもらったとのことだ。(了)