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「神のインフルエンサー」と呼ばれた青年、カトリックの聖人へ

「神のインフルエンサー」と呼ばれた青年、カトリックの聖人へ
X_EWTN Vatican

イギリス・ロンドン生まれの青年が、カトリック教会の聖人になることが認められた。

 

2つの奇跡を起こしたと認められる

 

その青年とは、カルロ・アクティスさんだ。彼はロンドン生まれだが、幼少期の多くをイタリアで過ごしたという。

 

しかし白血病と診断された後、2006年に15歳でイタリアの町、モンツァで亡くなった。

 

アクティスさんは、膵臓を患った先天性疾患のブラジル人の子供を治癒させたことで、2020年に聖人の候補として名前が挙げられたそうだ。

 

またその後も、頭部外傷を受けて脳出血を患ったフィレンツェの大学生を治癒したことが、ローマ教皇フランシスコによって2番目の奇跡として認められたという。

 

そして今回、新たな聖人として認められたが、まだ正式に聖人になる日程などは明らかにされていない。

 

ウェブサイトも立ち上げる

 

アクティスさんはまた、教区や学校のウェブサイトをデザインするだけでなく、報告された全ての奇跡を記録するためのウェブサイトも立ち上げたという。

 

そのウェブサイトは彼が死ぬ数日前に開設され、このことからアクティスさんは「神のインフルエンサー」と呼ばれるようになったそうだ。

 

彼のウェブサイトは現在、いくつかの異なる言語に翻訳されており、アクティスさんの遺体は死後1年で、イタリアにあるアッシジに移され、展示されているという。

 

聖人になる条件とは?

 

カトリックでは、奇跡は通常、数カ月にわたって調査および評価され、2つの奇跡を達成した場合、聖人の資格が与えられるという。

 

また、奇跡とみなされるには通常、死期が近い人の突然の治癒など、自然界の現象を超えているとみなされる必要があるそうだ。

 

最近、聖人に選ばれたのはママ・アントゥラとしても知られる、マリア・アントニア・デ・パス・イ・フィゲロアさんで、彼女は18世紀に修道女としてアルゼンチン初の女性聖人となった。

 

アクティスさんの場合、聖人に選ばれた最初のミレニアル世代(1980年代から1990年代に生まれた世代)になるという。(了)

 

※当サイトは、特定の宗教を勧めてはいない。奇跡については、あくまでもカトリックの主張に基づくものとお考えいただきたい。

 

出典元:BBC:Pope clears way for ‘God’s influencer’ to become a saint(5/23)

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