X_Defense of Ukraine

ウクライナ軍は、ロシア国内に配備されていた戦闘機「Su-57」に対して、攻撃を行ったと明らかにした。

約600km離れた空軍基地を攻撃

ウクライナ軍によれば、この攻撃は6月8日に、前線から589km離れたロシア南部のアストラハン州にあるAkhtubinsk空軍基地に対して行われたという。

その空軍基地には、ロシア軍の最新鋭ステルス戦闘機「Su-57」が配備されていたが、攻撃により損傷したと主張している。

ウクライナ軍は6月9日に、空軍基地の衛星画像を投稿。そこには駐機中の戦闘機の周囲のコンクリートに黒い煤の跡と、小さなクレーターが点在しているのが映っていた。

For the first time, a russian Su-57 jet was hit.

On June 8, 2024, a Su-57 multi-purpose fighter was hit on the territory of the Akhtubinsk air base in the Astrakhan region (russia), located 589 kilometers from the frontline.
Satellite images of the plane provide evidence of the… pic.twitter.com/XjgWxTEsa8

— Defense of Ukraine (@DefenceU) June 9, 2024

ドローンによる攻撃か？

もっとも、この攻撃で使われた武器は明らかになっていない。しかしウクライナからかなりの距離があることから、ドローンによる攻撃だと考えられている。

親ロシア派のテレグラムチャンネル「ファイターボマー」も、空軍基地の上空を3機のドローンが飛行したと述べており、攻撃を受けたことを認めた。

ただ、「Su-57」の被害の程度などは明らかにされていない。

一方、ウクライナの情報機関は、「Su-57を損傷させたことは、歴史上初めてのケースだ」と述べている。

「Su-57」は1機あたり約56億円（34億円との説も）もすると考えられ、「Kh-59」および「Kh-69」巡航ミサイルを搭載できるという。（了）

出典元：METRO：Putin’s ‘most modern’ £28,000,000 war toy hit deep inside Russia(6/9)