Switch news

知っておきたい世界のニュース

「ネタニヤフ政権は正しいことをしていない」イスラエル人の47%が回答:世論調査

「ネタニヤフ政権は正しいことをしていない」イスラエル人の47%が回答:世論調査
X_Al Jazeera English

イスラエルで世論調査が行われ、多くの国民が現在の政府を支持しないと回答した。

 

民族別の結果も公表

 

ピュー・リサーチ・センター」が実施した世論調査によれば、イスラエル人の47%が、「現在の政府は、イスラエルのために正しいことをしていない」と回答したという。

 

一方、「正しいことをしている」と答えた人は53%になったそうだ。

 

この調査では民族別の結果も公表しており、イスラエルに在住するユダヤ人の61%が「政府を信用している」と答え、対照的に「信用している」と答えたイスラエル在住のアラブ人は、23%しかいなかったという。

 

またイスラエル在住のアラブ人のほぼ10人に4人、37%が「政府をまったく信頼していない」と答えたそうだ。

 

さらに政治家の支持率も発表されており、イスラエルで最も人気が高かったのはヨアブ・ガラント国防相で61%、次いでベニー・ガンツ前国防相が51%という結果になった。

 

Pew Research Center

ネタニヤフ首相の自宅前で抗議デモ

 

イスラエル国内では、大規模な反政府運動が行われ、多くの人が「ハマス」に囚われている人質の解放や、停戦を求めてデモを行っている。

 

イスラエル北部のカイサリアにあるネタニヤフ首相の自宅の外にも、多くのデモ参加者が集まり、抗議の声を上げたという。

 

彼らは現政権によるガザ侵攻政策を非難し、ネタニヤフ首相を交代させるため、早期の選挙の実施を要求しているそうだ。

 

ガザ地区各地でイスラエル軍が攻撃

 

一方、ガザ地区では6月20日も、各地でイスラエル軍の攻撃が行われ、多くのパレスチナ人の犠牲者が出ている。

 

北部のガザ市では、イスラエル軍の戦闘機が空爆を行い、シェイク・ラドワン地区を攻撃したと伝えられている。まだ犠牲者や負傷者については、明らかにされていない。

 

ガザ地区南部では、ラファ西部の2つの地区で、イスラエル軍とパレスチナの戦闘員の間で戦闘が再開されたという。

 

アルジャジーラのヒンド・コウダリー記者は、「テントで避難している人々も標的にされている。彼らは閉じ込められ、その地域から出られないと言っている」と伝えた。

 

また同記者によれば、イスラエル軍がラファの東部で農地を破壊、家屋を爆破し、ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプの建物にも攻撃を行い、2人のパレスチナ人女性が殺害されたという。

 

さらにイスラエル軍は、ガザ地区南部の道路を爆破し、これにより1人のパレスチナ人が死亡した。

 

ガザ地区の保健当局は20日、過去24時間で35人のパレスチナ人が死亡、130人が負傷したと発表。昨年10月以来、合計で3万7431人が死亡し、8万5653人が負傷したと明らかにした。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: Troops hit with roadside bomb blast, mortar fire(6/20)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top