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カリフォルニアの巨大マリリン・モンロー像、下からスカートの中が見えるという理由で撤去

カリフォルニアの巨大マリリン・モンロー像、下からスカートの中が見えるという理由で撤去
Palm Springs.com

アメリカ·カリフォルニア州パームスプリングスにある高さ26フィート(約8m)のマリリン·モンロー像が、近く撤去される予定だ。スカートの中のパンツが子供に見えてしまうという理由と、モンロー像そのものが性差別的であるという理由で、地元住民が市に抗議した。

 

スカートを押さえる有名なシーン

 

1955年のコメディ映画『七年目の浮気(The Seven Year Itch)』の中で、地下鉄の通気口の上に立ったマリリン·モンローのスカートが、風でふわりと浮き上がるシーンはよく知られている。

 

アメリカのアーティスト・Seward Johnson氏は、2011年に、この場面を模した巨像「フォーエバー·マリリン」を制作した。当初はシカゴに展示されていたその像を、2020年に旅行会社が100万ドル(約1億4600万円)で買い取り、パームスプリングス市の議会の承認を得て市内の公園に設置した。

 

flickr/Pennan Brae

 

セクシー過ぎる巨像

 

重さ3トンのこの像は、公園内にあるパームスプリングス美術館の正門にお尻を向けて建っている。地元住民は「この像が反フェミニズム的であり、子供たちにセクシー過ぎるものを見せることになり、しかも駐車の邪魔になる」という苦情を市に寄せているとのこと。

 

flickr/mfnure31

 

パームスプリングス美術館の館長もこの像には不賛成で、設置された当時にこう話している。

 

「美術館から出て最初に目にするものが、26フィートのマリリン·モンローの背面と露出した下着のパンツ、ということになるんですよ」

 

また、美術館のディレクターだったElizabeth Armstrong氏は、この像を「ミソジニー」(女性に対する嫌悪)の記念碑であり、スカートの中の盗撮を推奨するものであると語っている。

 

観光客には評判が良く、絶好の自撮りスポットになっているようだが、像は現在の場所から撤去されることになった。(了)

 

出典元:New York Post:Giant statue of Marilyn Monroe in iconic pose to be moved after locals complain it’s ‘sexist,’ kids can see her underwear(8/7)
出典元:New York Post:Marilyn Monroe statue causes uproar in Palm Springs, California(2023/3/1)
出典元:Palm Springs.com:The Marilyn Monroe Statue in Palm Springs

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