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ウクライナ軍がロシア領内をさらに進軍、クルクス州の28の集落を制圧

ウクライナ軍がロシア領内をさらに進軍、クルクス州の28の集落を制圧
X_@ZelenskyyUa

ウクライナ軍は1週間前にロシア領内に侵攻してから、さらに進軍を続けているという。

 

ロシア領の約1000平方キロを制圧

 

ウクライナ軍の司令官オレクサンドル・シルスキー大将は8月12日、ウクライナ軍がクルスク州で攻勢を強め、ロシア領の約1000平方キロを制圧したと明らかにした。

 

またロシアのクルスク州知事であるスミルノフ氏も、会議において「今日(12日)現在、ウクライナ軍は28の集落を制圧しており、クルスク州への侵入の深さは12km、幅は40kmだ」と述べたという。

 

さらにスミルノフ知事は、クルスク州の住民約18万人に避難命令が出され、そのうち約12万1000人がウクライナ国境付近の自宅を離れた、と明らかにした。

 

8月6日にウクライナ軍が国境を越えた攻撃を開始して以来、クルスク地域では少なくとも12人が死亡、121人が負傷している。

 

ロシア軍も追加の兵力と兵器を配備

 

一方、ロシア国防省は8月12日、クルスク地域でロシア軍の部隊を増強し、予備軍を編成するため、追加の兵力と兵器システムが配備されていると発表した。

 

また現在、作戦と包括的支援部隊に必要な兵士、軍用装備、弾薬、その他の物資が輸送されていると明らかにした。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は8月12日の演説で、クルスク州への攻勢について言及。ロシア軍がウクライナの都市、Sumy地域を攻撃する際に使ったクルクス州のエリアを現在占領しているとして、次のように述べた。

 

「したがって我々の作戦は、純粋にウクライナの安全保障に関する問題であり、目的はロシア軍から国境地帯を解放することである」

 

ザポリージャ原発の火災は警告か?

 

8月11日には、ロシア軍が占領するウクライナのザポリージャ原発で黒煙が確認されたが、ロシア側は、ウクライナ軍がドローン攻撃で原発の冷却システムを攻撃して火災を引き起こしたと主張した。

 

しかしウクライナ側は、ロシア側が火災を起こすために大量のタイヤに火をつけたと主張。クルクス州へ進軍を続けるウクライナ軍に対し、警告を発する試みだとの見方を示している。(了)

 

出典元:ABC News:Ukrainian troops have captured 28 settlements amid Kursk incursion, Russia says(8/13)

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