中国で強風が吹き荒れ、大量の下着や洗濯物が空を舞う
中国中部の都市で、激しい強風が吹き、干してあった大量の洗濯物が飛ばされた。
「重慶下着危機」
中国の重慶市では9月2日に、時速122kmもの予想外の突風が吹き荒れ、高層マンションで干したままの洗濯物が飛散したという。
SNSの「Weibo」ユーザーであるEtheleさんも、「外に出たところ、突然大雨が降り始め、空から下着が落ちてきた」と投稿したそうだ。
そしてこの出来事は、「9.2重慶下着危機」とも呼ばれるようになり、SNSにも数多くのコメントが寄せられたとか。
xhs is so funny the top trending topic today is “chongqing lost its underwear” after a lvl 8 typhoon blasts thru the city 😹😹 pic.twitter.com/s3pMpZS53p
— 喵亮 nya🐈🌱 (@nya1iang) September 5, 2024
住民は人工降雨のせいだと疑う
住民らは、この突風が「クラウド・シーディング」として知られる人工降雨を促進した結果ではないかと疑っているという。
「クラウド・シーディング」は、ヨウ化銀などの化学物質を雲に分散させて、降雨を引き起こすもので、この日、中国当局もロケット弾を発射させたことを認めたそうだ。
しかし重慶気象局の副所長、Zhang Yixuan氏は、今回の強風が、自然に発生する対流によるものだと述べている。
ただ住民は依然として懐疑的で、SNSでも「クラウド・シーディング」説が取り上げられているという。
実は、中国南西部は異常に遅い熱波に見舞われており、35度から40度の気温が続いているという。
そのため暑さを和らげるために、地元当局は「クラウド・シーディング」を行ったと報告しているそうだ。(了)
出典元:INDEPENDENT:Chinese city sees ‘underwear falling from sky’ after cloud seeding to break heatwave(9/10)