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イスラエル軍によるレバノンへの空爆で95人が死亡、172人が負傷

イスラエル軍によるレバノンへの空爆で95人が死亡、172人が負傷
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イスラエル軍は9月30日も、レバノン各地で激しい空爆を続け、数多くの人々が殺害された。

 

地上侵攻が差し迫っている可能性

 

レバノンの保健省によれば、イスラエル軍による空爆は、レバノン南部の町や村、NabatiehやBekaa、Baalbek-Hermel、そして首都ベイルートでも行われたという。

 

これらの攻撃により、少なくとも95人(136人との報道も)が死亡、172人が負傷したそうだ。

 

またレバノン国営通信社(NNA)によると、レバノン南部のイスラエルとの国境近くにあるいくつかの町や村で、イスラエル軍による激しい砲撃と空襲が報告されているという。

 

この砲撃により、レバノンへのイスラエル軍の地上侵攻が差し迫っているとの懸念が高まっている。

 

イスラエルのガラント国防相は30日、「ヒズボラに対する戦争の、次の段階が間もなく始まる」と述べており、アメリカ国務省のマシュー・ミラー報道官も30日、イスラエル軍がすでに限定的な「地上侵攻」を開始したとの見方を示している。(ただし、これは少数の部隊による偵察活動との見方もある)

 

ベルギーの副首相「イスラエルに制裁を」

 

このような動きについて、ベルギーのPetra De Sutter副首相は、イスラエルを非難。「X」において、次のように述べた。

 

「計画されているレバノン地上侵攻は国際法に著しく違反している。これは自衛ではなく、全面戦争を誘発するものです。EUと国際社会はイスラエルに対して最大限の制裁をもって対応しなければならない。破壊は終わらせなければなりません」

 

 

国連のグテーレス事務総長も、イスラエルによる地上侵攻に反対する姿勢を示しており、報道官を通じて「我々は、あらゆる地上侵攻を見たくはない」と述べた。

 

ガザ地区でも犠牲者

 

一方、ガザ地区でもイスラエル軍の攻撃が続けられており、中部のヌセイラト難民キャンプでは住宅が攻撃され、女性や子供を含む少なくとも11人のパレスチナ人が殺害された。

 

北部のガザ市でも、住宅が標的にされ2人が死亡、少なくとも8人が負傷したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel attacks Lebanon live: 136 killed in Lebanon in past 24 hours(9/30)

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