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ロシアの重要な防空システムに被害、ウクライナ軍が「ATACMS」を使用

ロシアの重要な防空システムに被害、ウクライナ軍が「ATACMS」を使用
X_Ukraine Battle Map

ロシア側は珍しく、自国の防空システムが、ウクライナ軍の長距離ミサイルによって被害を受けたことを認めた。

 

S-400防空ミサイル部隊に被害

 

ロシア国防省は11月26日に声明を発表し、ウクライナ軍が長距離ミサイル「ATACMS」を使い、クルスク州にある防空システムと空軍基地を攻撃したと明らかにした。

 

声明によれば、ウクライナ軍は11月23日、クルスク州のLotarevka村に駐留していたS-400防空ミサイル大隊を攻撃したという。

 

発射された、「ATACMS」のミサイル5発のうち、ロシア側は3発を迎撃したが、残りの2発が目標に到達。レーダーシステムが損傷し、死傷者も出たそうだ。

 

またロシア国防省によれば、ウクライナ軍は11月25日にも、クルスク州の町、Khalinoにある空軍基地を攻撃したという。

 

この攻撃では8発のミサイルが発射され、そのうち1発が防空網を潜り抜け、わずかな被害が生じたと明らかにした。ロシア国防省は「報復措置を準備している」と声明で述べている。

 

ロシア軍が188機のドローンを発射

 

一方、ウクライナ空軍も11月26日、25日の夜にロシア側からの188機のドローンが発射され、重要なインフラなどが被害を受けたと発表している。

 

188機という数は、一回の攻撃としては過去最大とされ、またロシア軍は4発の「イスカンデルミサイル」も発射したという。

 

ウクライナ空軍は、76機を撃墜したが、95機が「行方不明」となり、重要なインフラや住宅が攻撃されたそうだ。

 

ウクライナ西部のTernopil州では、電力の約70%が遮断された、と知事が明らかにしている。

 

出典元:BBC:Key Russian air defence system hit in Ukraine Atacms strike(11/26)

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