サンフランシスコでゾンビ化した人々、旅行者が捉えた動画がショッキング
アメリカの「テック ハブ(tech hub)」と呼ばれるサンフランシスコは、テクノロジー企業が集まる先進的な都市。だが、そこに滞在したインドのユーチューバー、Ishan Sharmaさんによれば、「最も危険な場所」なのだそう。彼は最近、サンフランシスコの路上を撮影した動画を投稿。それを見ると、彼の言う危険さがよく分かる。
ゾンビのような人たち
Sharmaさんは、インド・ベンガルール市に住むユーチューバー。歯に衣を着せぬ批評家として知られている。
そんな彼がXに投稿した動画は、「ゾンビのような人たち」が集まるサンフランシスコの街角を撮影したもの。そこには、路上で死んだように動かなくなっている人や、真っ直ぐ立つことさえも困難になってしまった人が映っている。
It breaks my heart watching this.💔
This is San Francisco.
The tech capital of America.
Home to the world’s brightest minds.
AND the biggest tech companiesIs also the most unsafe place I’ve been to.
Half of the streets are filled with:– homeless
– mentally unstable
– high on… pic.twitter.com/Ngi78cimdW— Ishan Sharma (@Ishansharma7390) November 28, 2024
Sharmaさんは、麻薬中毒者とホームレスが急増している近年のアメリカを批判し、Xでこう言っている。
街の半分は、ホームレスや精神不安定な人、麻薬でハイになっている人で溢れているし、拳銃騒ぎや車上荒らしは日常茶飯事だ。盗難の件数は過去最高。路上にはゾンビのような人たちが歩いている。これは、ユートピアを目指したテクノロジー資本主義が失敗した結果だ。もうどうにもできないのだろうか?
Xユーザーの意見
11月28日に投稿されたこの動画は、2日間で3万5000回以上視聴されている。コメント欄には、真面目な意見が多く寄せられている。以下は海外メディアが引用したものだ。
サンフランシスコの社会問題は、行き過ぎた資本主義と弱者無視のシステムの暗黒面を浮き彫りにしている。ホームレスやメンタルヘルス、公共の安全に関する問題解決には、テクノロジーでなく、政策の刷新とコミュニティへの投資、そして慈悲の心が必要だ。
サンフランシスコはもうテクノロジーの首都ではない。テック企業のほとんどはテキサス州オースティン市に移ってしまった。市の中心部はほぼ廃墟で、不動産価値は2016年から90%減っている。昔のサンフランシスコとは違うのだ。
西洋人はインドの批判ばかりしているが、自己を見つめなおす時だ。西洋は絶望的だ。こんな西洋の文明が、インドに普及しないことを祈る。
(了)
出典元:NDTV:Indian YouTuber Shares Video Of “Zombie-Like People” Walking On San Francisco Streets(11/30)
出典元:The IndianExpress:Indian YouTuber calls San Francisco ‘the most unsafe place,’ shares video of ‘zombie-like’ street life(11/29)