走行中の高速鉄道、男が外側にしがみついていた【ドイツ】
ドイツで、走行中の高速鉄道に男がしがみついているのが見つかり、無事救助された。
タバコ休憩をしていたら、ドアが閉まる
その出来事が起きたのは1月17日、場所はバイエルン州の町、インゴルシュタットにある駅とされている。
当時、40歳のハンガリー人の男は、ミュンヘンで有効な切符を持たずに、高速鉄道「ICE」の列車に乗り込んだという。
そして途中、インゴルシュタット駅で降り、タバコ休憩をしていたが、列車のドアが閉まったため、2つの車両の間に飛び乗り、ケーブルにつかまったそうだ。
しがみついたまま30kmも移動
その後、列車は走り出したが、やがて目撃者がハンガリー人の男を発見し、警察に通報。警察は列車の運転手に連絡し、運転手は駅から約30km離れたバイエルン州の町、Kindingで車両を緊急停止させたという。
ハンガリー人の男は、偶然車両に乗っていた州の警察官によって列車に乗せられ、その後ニュルンベルク中央駅で連邦警察に引き渡されたそうだ。
連邦警察によると、男は有効な切符を所持していなかったため、金銭上の不正行為と、運行妨害の疑いで捜査されているという。
一方、男は警察に対し、飛び乗った理由として「荷物を列車に置いていたため、手放したくなかったから」と話しているそうだ。
男は無傷で保護されたが、この列車は、最高時速が282kmも出るとされている。(了)
出典元:BBC:Passenger clings to German high-speed train and survives(1/17)