イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区で85人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍は6月30日にも、ガザ地区で無差別に市民を攻撃しており、数多くのパレスチナ人が殺害された。
海辺のカフェが攻撃され、30人が死亡
特に被害が大きかったのは、ガザ地区の海辺にあるカフェだ。ここには難民キャンプから移動してきた、数多くの人々が休んでいたという。
しかしイスラエル海軍の艦艇が、避難命令もなしに、突然カフェを攻撃。女性や子供、ジャーナリストなど30人以上が死亡したという。
Footage captures the moment Al-Baqa Café was bombed on Gaza Beach. pic.twitter.com/LNmWIDlyRZ
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) June 30, 2025
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またイスラエル軍はガザ地区北部の住民に避難命令を出し、ガザ市を中心に、数十回の空爆を行ったそうだ。
さらにガザ地区南部にある「ガザ人道財団」の配給所付近では、食糧を求めていた人々がイスラエル兵により銃撃され、少なくとも21人が死亡、20人が負傷したという。
アメリカとイスラエルが支援する「ガザ人道財団」の配給所付近では、5月27日以降、食糧を求めていたパレスチナ人、少なくとも583人が殺害され、4186人が負傷した。
医療関係者の報告によれば、6月30日には、ガザ地区全域でイスラエル軍の攻撃により、少なくとも85人が死亡したという。
米政府、イスラエルへ大量の武器を売却
AFP通信によると、アメリカ政府はイスラエルと「ハマス」の停戦合意を強く求めており、トランプ大統領とネタニヤフ首相が、来週月曜日にホワイトハウスで会談する予定だという。
ホワイトハウスのリービット報道官も、ネタニヤフ首相が3度目となるトランプ氏との会談に「関心を示した」と述べたそうだ。
その一方で、アメリカ政府はイスラエルへの5億1000万ドル(約734億円)相当の武器売却を承認した。この武器売却には、数千個の爆弾誘導キットが含まれているという。
またイギリスの高等裁判所は、イスラエルへF-35戦闘機の部品を輸出するのを差し止める請求を却下した。
イギリス高等裁判所は、F-35戦闘機の部品をイスラエルへ輸出する許可をした政府の決定が、国際人道法違反となる可能性を認めながらも、合法であるとの判決を下したそうだ。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli attack on cafe in Gaza kills 30 Palestinians(6/30)