全米オープンで波紋。ポーランド企業CEOが少年から選手の帽子を奪って炎上

憧れのプロスポーツ選手から帽子を手渡される…。そんな一生の思い出になるはずの出来事が、心無い大人によって台無しになってしまった瞬間が話題となっている。
少年から横取りする大人
8月28日、全米オープンに参戦していたポーランドのテニスプレイヤー、カミル・マイフシャク選手。カレン・ハチャノフ選手を激戦で破った後、コート11でサインをしている際に、自分の帽子をファンの少年に差し出した。しかし、その帽子は少年に渡ることなく、隣にいた大人の男性に奪われることに。
男性が少年から横取りした帽子をバッグにしまい、隣の女性と談笑する姿は動画に収められ、あっという間に拡散された。
A man grabs Kamil Majchrzak's hat that the player wanted to give to a kid. Then quickly hides it in his wifes bag
byu/kacperp intennis
この動画を見た人々からは、男性の行いに呆れる声や、「クズ男」などと罵る声がSNS上に多く投稿されている。
無事に少年と再会
この出来事を知ったマイフシャク選手は、インスタグラムを使用して「試合後、帽子が少年に渡らなかったことに気づかなかった…誰かこの子を見つけるのを手伝ってくれませんか?」と投稿。8月30日に無事に、この少年“ブロック君”との再会を果たした。
Kamil Majchrzak meeting the young boy who had the hat taken from him the other day at the US Open.
A happy ending… this is what it’s all about.
Protect this man at all costs. 🥹 pic.twitter.com/EAaJVltyM6
— The Tennis Letter (@TheTennisLetter) August 30, 2025
ブロック君は家族と共にマイフシャク選手と会話を交わし、たくさんのグッズを手渡される特別な時間を過ごした。残念ながら、マイフシャク選手はこの日、怪我のため途中棄権し、全米オープンでの戦いを終えたのだが、この行動により「真のスポーツマンシップ」と称賛を集めた。
男性は特定されて会社ごと炎上中
一方で、横取りした男性は、ポーランドの企業DrogbrukのCEOであるピオトル・シュチェレク氏だと特定されている。横にいた女性は、共同設立者であり、妻のアンナさんだという。
Drogbruk社は、1999年に設立された舗装・造園ソリューションを提供する企業。若手アスリート支援や地域スポーツイベントのスポンサーも行っているという。過去には、テニス選手のピオトル・マトゥシェフスキ氏などを支援してきた実績もある。
Drogbruk社のレビューサイトには否定的なコメントが相次ぎ、ポーランドの掲示板では「詐欺師」「恥ずべき経営者」といった厳しい声も寄せられている。一瞬の行動が、長年積み重ねてきた実績を揺るがす結果となった。今男性は、マイフシャク選手の帽子を手に何を感じているのだろうか。(了)
参考:ESPN「Kamil Majchrzak reunites with US Open fan who had cap swiped」(8/31)
参考:Economic Times「Who is Polish CEO Piotr Szczerek and What is Drogbruk? US Open cap incident completely explained」(8/31)