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イスラエルから解放されたグレタさんがギリシャへ到着、虐待されたと証言

イスラエルから解放されたグレタさんがギリシャへ到着、虐待されたと証言
X_Global Sumud Flotilla

イスラエルで拘束されていた、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが解放され、ギリシャに到着した。

 

ギリシャのアテネに到着

 

グレタさんは、ガザ地区へ支援物資を届けるため「グローバル・スムード船団」に参加していたが、乗っていた船が10月1日にイスラエル軍に拿捕され、彼女は国内の拘置所へ移送された。

 

そして10月6日、グレタさんはイスラエルから強制送還され、ギリシャのアテネに到着。数百人の支援者が出迎え、彼女に花束を渡したという。

 

その後、グレタさんは記者団に対し、「今回の任務(ガザ地区への支援)は最後の手段です。残念です。私に対する投獄中の虐待や人権侵害については、いくらでも話せます」と語った。

 

イスラエルのジェノサイドを批判

 

しかしその後、グレタさんは「虐待」に関しては「本題ではない」とし、次のように訴えた。

 

「ここで起こっているのは、イスラエルがジェノサイドの意図を持って大量虐殺と大量破壊をエスカレートさせながら、私たちの目の前で、ある国民全体、ある国家全体を消滅させようとしていることです。彼らは、人々が飢えに苦しんでいるにもかかわらず、人道支援がガザ地区に入るのを阻止することで、再び国際法に違反しました」

 

その上でグレタさんは、イスラエルがジェノサイドを犯し、それを「我々自身(欧米)の政府」が容認していると強調。人々にこの「共謀」を終わらせるよう訴えた。

 

スウェーデン大使館がグレタさんに面会

 

イスラエルから解放された他の活動家らは、グレタさんが髪を掴まれ、目の前で殴打されたと主張。一方、イスラエル側は、これらの主張を「完全な嘘」と否定している。

 

しかしスウェーデン政府は、グレタさんが独房にいるところを訪ね、次のように報告した。

 

「大使館員はグレタさんと面会することができました。彼女は脱水症状に陥っていると伝えられました。彼女は水と食料の両方を十分に与えられていません。また、発疹が出ているとのことですが、トコジラミが原因ではないかと考えています」

 

スイスに帰国した9人の活動家のうち一部の人は、睡眠不足や水と食料の不足、さらには殴打、蹴り、檻への閉じ込めなどの被害を受けたと主張。スペインの活動家らも、「イスラエル人らが私たちを殴り、地面に引きずり、目隠しをし、手足を縛り、檻に入れ、侮辱した」と証言している。(了)

 

出典元:METRO:Greta Thunberg’s first defiant words after Israel releases and deports her to Greece(10/6)

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