パキスタンの航空会社が、太った客室乗務員に体重を落とすよう指示
パキスタンの航空会社が、太っている客室乗務員などに対し、体重を制限するよう指示していることが明らかとなった。
体重が減るまで治療を行う
パキスタンのメディア「ARY News」は、パキスタン航空(PIA)の管理部門が書いたと思われるメモを入手、1月2日にその内容を公表した。
そのメモによれば、航空会社は過度に太ったキャビンクルーに対し、2019年の初めから6カ月間で、体重を徐々に13.6kg落とすよう、指示する決定を下したという。
実際、そのメモには次のように書かれていたそうだ。
「1月31日以降、もし望ましい体重より13.6kg以上多いクルーが見つかった場合、地上へ降ろされるだろう」
「体重が望まれるBMI指数(肥満度指数)に減るまで、エア・クルーはメディカル・センターの医療評価と治療を受けることになるだろう」
全ての客室乗務員の体重チェックは、それぞれ配属されたステーションで実施され、総合データも管理部門が閲覧できるものとして保管される。
すでに100人が対象になっている
このアナウンスは、PIAのフライトサービス部門・ジェネラル・マネージャーであるAamir Bashi氏によって、1800人の乗務員に伝えられたが、そのうち100人が7月1日までに体重を落とすよう求められているという。
PIAのスポークスマンであるMashhood Tajwar氏は、この指示について「通常の日常的なことだ」と説明。さらに「誰も旅客機でむさくるしいクルーを望んではいない」と述べている。
またPIAでは以前、客室乗務員が太っているとして、乗客から苦情が寄せられたことがあったとも語っている。
出典元:NYPost:Airline to ‘obese’ cabin crew: Lose weight or you’re fired(1/5)
出典元:ARY News:PIA’s new approach to make their cabin crew slim(1/2)