気を失った56才の女性、目覚めたら40年の記憶を失い、今が1980年だと思っていた!
気を失った56才の女性が目覚めたら、自分を10代だと思っていた——こんな出来事が実際にあったことを、複数の海外メディアが伝えている。
駐車場で突然気を失う
米国ルイジアナ州バトンルージュに住むKim Harris Denicolaさん(56才)は、昨年10月、教会で開かれた聖書の勉強会に参加した後、駐車場で突然意識を失い、病院に運ばれた。
Kimさんは今年1月になって意識を回復したが、これまでの40年間の記憶を全て失っており、思い出せる直近の記憶は高校時代のことだったという。
彼女は夫のDavidさん(60才)や子供、孫たちのことも誰だか分からず、14年間の結婚生活も覚えていない。また、数年前に両親が亡くなったことも知らず、知らされた時には非常にショックを受けていたとのこと。
Grandmother cannot remember the past 40 years after blacking out in a car park https://t.co/BEWG41on4D
— Daily Mail US (@DailyMail) January 29, 2019
時代の進歩に驚く
Kimさんは、気を失った時のことをメディアにこう話している。
その時、頭がとても痛くなりました。どうしていいか分からない、というほどの強烈な痛みでした。
目が覚めたとき、私は学校が終わって帰るために車に乗ろうとしていたんだと思いました。ちょうど期末試験を受けた日だと思っていたんです。
次第に現実を認識し始めたKimさんは、テクノロジーの進歩に驚いている。トランプ大統領の名前はもちろん、バラク・オバマ氏やビル・クリントン氏が大統領であったことも知らない。
(目が覚めた時)看護師さんがこう質問しました。「今年が何年だかわかりますか?」私は「はい、わかります。1980年です」と答えたんです。
私が覚えている最新型のテレビは、床に置くタイプの箱型で、チャンネルを変えるのにいちいちテレビのそばまで行かなければなりませんでした。
けれど今のテレビは壁に掛かっていて、とても薄型です。それを見るのは新鮮な体験です。昔よりコマーシャルがとても多いですけどね。
コンピュータは、高校にあったものを覚えています。大きな白い箱で、フロッピーディスクを差し込んでいました。
また、今流行りのFacebookについてこんなことを言っている。
面白いかも知れないけれど、みんなが自分のことばかり言って、口喧嘩したり、から騒ぎばかりしているように見えますね。
人生の3分の2の記憶を失ったKimさんだが、夫や子供たちのサポートを受け、ポジティブな気持ちで生活している。
失った記憶はある日戻ってくるかもしれないし、戻って来ないかもしれません。今はただ、1日1日をあるがままに受け入れて暮らしています。
人の名前や顔は少しずつ思い出してきています。それに、2019年に生きる方法も勉強しているところです。
現在のKimさんの動画は、Lad Bibleで見ることができる。(了)
出典元:Metro:Grandma thinks its still 1980 after suffering permanent amnesia(1/29)
出典元:Lad Bible:Grandmother Suffers Amnesia And Loses Nearly 40 Years Of Memories(1/29)