米の空港でバッグからロケットランチャーを発見、その後レプリカだと判明
アメリカの空港で検査中に、手荷物からロケットランチャーのようなものが見つかり、その後押収された。
組み立てられる前のロケットランチャー?
3月4日、米運輸保安庁のセキュリティは、ペンシルベニア州にあるリーハイ・バレー国際空港において、フロリダ州出身の男性のバッグをチェックしていたという。
するとバッグの中から、組み立てられる前のロケットランチャー(ロケット推進グレネード:RPG)が見つかり、職員を驚かせたそうだ。
またバッグの中には他にも、砲身や引き金、照準、手榴弾(弾頭)なども入っていたとされている。
実は本物そっくりのレプリカ
搭乗ゲートにいた持ち主の男性は、その後事情を聴くため、警察に拘束されたという。
そしてロケットランチャーの部品が調べられ、実際に組み立てた結果、それらが機能しないことが判明。しかも弾頭も本物そっくりのレプリカだったことが明らかとなる。
持ち主の男性は職員に対して、これらのアイテムを機内に持ち込むことができると考えていたと述べたそうだ。
しかし本物ではない、レプリカの武器といえども機内に持ちこめば、運輸保安庁の規則において民事罰を受けることになる。(罰金は最大で約145万円)
このためセキュリティは、その後偽のロケットランチャーを没収。男性にはフロリダ州へ向かう便に乗ることを許したという。
レプリカとはいえロケットランチャーが発見されるとは、セキュリティも予想さえしていなかったに違いない。(了)
出典元:ABC News:TSA confiscates rocket-propelled grenade launcher at Pennsylvania airport(3/5)
出典元:The Hill:TSA confiscates parts of rocket-propelled grenade launcher at Pa. airport(3/5)