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テイラー・スウィフトがLGBTQの擁護団体に1200万円を寄付する

テイラー・スウィフトがLGBTQの擁護団体に1200万円を寄付する
Instagram/taylorswift

歌手のテイラー・スウィフトさんが、LGBTQの団体に多額の寄付をしたとして、注目を集めている。

 

LGBTQの権利を制限する法案

 

その団体とは「Tennessee Equality Project」。同団体はテネシー州で、ある法案を巡って積極的に活動を続けてきたという。

 

問題の法案は12本から成り立っており、テネシー州の保守的な議員によって提出されたそうだ。

 

いずれもテネシー州に住むLGBTQの人々の権利を制限するもので、例えばLGBTQの親に子どもを委託することを拒否してきた養子縁組機関を保護したり、LGBTQの人々が性自認に基づいて公共施設を使用するのを有罪にしたりするものまであるという。

 

しかもトイレやロッカーなども、違法となる公共施設のリストに加えられているとか。そしてこの「トイレ法」と呼ばれる法案はすでに月曜日、州議会の下院を通過している。

 

団体に対し1260万円を寄付

 

テイラーさんは月曜日、この団体を支援するために11万3000ドル(約1260万円)を寄付したという。

 

この団体のChris SandersさんはFacebookページにおいて、「テイラー・スウィフトは長い期間、LGBTQコミュニティの味方でした。彼女はテネシーでの私たちの苦境を見ています。そして彼女は、宗教指導者など善良な多くの人々と共に自身の声を届け続けています」と語っている。

 

その上で「Tennessee Equality Project」はテイラーさんから送られてきた手書きの手紙をシェアし、感謝の言葉を述べ、寄付が送られてきたことを報告した。

 

Taylor Swift has been a long-time ally to the LGBTQ community. She sees our struggle in Tennessee and continues to add…

Tennessee Equality Projectさんの投稿 2019年4月8日月曜日

政治的な意見を示さず批判されたことも

 

もともとテイラーさんは自分が推薦する立候補者を明らかにしないなど、政治に関心を示さなかったために過去には批判を浴びたこともあるという。

 

しかし昨年の中間選挙の時には、有権者に投票へ行くよう呼びかけたり、政治的な見解を公表したりし、テネシー州の民主党候補者であるPhil Bredesen 氏を推薦したそうだ。

 

その理由として、対立候補だった共和党のMarsha Blackburn氏が、LGBTQの権利を守らないと考えたからだと言われている。

 

テイラーさんは10代の頃にテネシー州に移り住み、現在も州内に自宅を構えているという。(了)

 

 

出典元:NBC:Taylor Swift donates $113,000 to defeat Tennessee’s ‘slate of hate’ bills(4/10)

出典元:Hollywood Reporter:Taylor Swift Donates $113,000 to Tennessee Equality Project to Fight Anti-LGBTQ Bills(4/8)

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