ニャンで?オーストラリアの街でネコの夜間外出禁止令が可決される
オーストラリアのある街で、ちょっと珍しいネコの夜間外出を禁止する条例が可決された。
午後8時から午前7時まで外出禁止
その街とは、南オーストラリア州のアデレードの近くにあるMount Barkerだ。
この街の市議会は先日、ネコが夜間に外出するのを禁じる条例を可決させたという。
この新しい条例では、午後8時から翌午前7時の間に通りをうろついているネコを見つけた場合、飼い主にペナルティが科せられることとなり、1軒につき2匹しかネコを飼うことができなくなるそうだ。
71%が夜間外出禁止令を支持
Mount BarkerのAnn Ferguson市長によれば、この条例はネコに対する地元の人々の訴えを受けた結果、作られたという。
実際、ネコは人々の敷地内で排便をし、庭で喧嘩をし、また野生動物を殺してしまうそうだ。
PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)でも野良猫が毎晩、鳥やカエル、小さな哺乳類、爬虫類などを襲うため、オーストラリアで暮らす7500万匹の野生動物が犠牲になっていると見積もっている。
このため住民の73%が、ネコの行動に対処する市議会を支持しており、夜間外出禁止令に対しても71%が賛成、2匹しか飼えないことにも68%が賛成しているという。
またFerguson市長は自分もネコの愛好家だとし、今回の条例が決して動物を非難するためのものではないと主張している。
実はこのような規則を導入しようとしているのは、この街だけではない。Gawlerの議会でもネコを捕獲・拘束するなどの権限を市に与えるための案が提案されているという。(了)
出典元:UNILAD:A Cat Curfew Has Been Introduced In Australia(9/5)
出典元:The Guardian:Curfews and covert surveillance: SA councils declare war on ‘nuisance’ cats(9/3)