グレタさんを侮辱する猥褻な絵、作った人間を巡り物議に
スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(17)を揶揄するような性的な絵が配布され、物議を醸している。(当サイトでは問題の絵を掲載していません)
裸の女性をグレタさんに見立てた絵
その絵はステッカーに描かれたもので、そこには背中を向けた裸の女性が髪を引っ張られ、レイプされている様子が表されていたという。
その女性には「グレタ」の文字が描かれ、同時にカナダのアルバータ州にある油田会社「X-Site Energy Services」のロゴも入っていたそうだ。
この絵の存在に気づいたグレタさんは2月29日、「彼ら(懐疑派)はだんだん絶望し始めている、このことは私たちが勝利しつつあることを示している」とツイートした。
They are starting to get more and more desperate…
This shows that we’re winning. https://t.co/NLOZL331X9— Greta Thunberg (@GretaThunberg) February 29, 2020
一体、誰がステッカーを作ったのか?
このステッカーの存在により、ネットでは「X-Site」の社長の辞任や公式の謝罪を求める請願が行われ、29日の午後には2628人の署名も集まったという。
これに対し「X-Site」のゼネラル・マネジャーであるDoug Sparrow氏は、会社の関わりを否定。このようなステッカーを作ったのは「X-Site」でもなく、社員でもなく、他の誰かが行ったことだと主張した。
しかしアルバータ州の住民であるMichelle Narangさんは、石油業界の友人からこのステッカーを受け取ったと主張。さらにステッカーが会社の職場で配られていたと証言している。
またもともとの絵を描いた、アルゼンチンのタトゥー・アーティスト、German Gabriel Canallaさんも「X-Site」が自分の作品を盗用したと非難。次のように述べている。
「X-Siteが作ったステッカーは、私によって作られたタトゥーのデザインでした。それは決して、このような目的のために使われるつもりはありませんでした。X-Siteは私のデザインを盗んだだけでなく、それにロゴを加えてステッカーにし、実に嫌な目的のためにそれを使ったのです」
実際、Canallaさんは元となった絵のデザインをインスタグラムに以前から投稿しており、そこには「グレタ」という文字も会社のロゴも入っていないという。
誰がどのような目的で作ったのか、真相は分かっていないが、明らかになり次第、情報を更新させていただく。(了)
出典元:NYPost:Man who designed image used in sexually graphic Greta Thunberg sticker speaks out(3/2)
出典元:NYPost:Teen activist Greta Thunberg blames critics for sexually graphic image of her(2/29)