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エクアドルで新型コロナにより死亡とされた女性、病院のミスで実は生きていた!

エクアドルで新型コロナにより死亡とされた女性、病院のミスで実は生きていた!
flickr_Jule Lumma

エクアドルである女性が生きていたにもかかわらず、家族には死亡が通知される出来事が起きた。

 

家族のもとへ遺灰が届けられる

 

その女性とは、エクアドルの都市、グアヤキルに住んでいるAlba Maruriさん(74)だ。

 

彼女の家族は先月、Albaさんが新型コロナウイルスによって死亡したと病院から知らせを受け、その後遺灰も送られてきたという。

 

しかしAlbaさんは4月23日(現地時間)、病院で3週間に及ぶ昏睡状態から目覚めたそうだ。そして医者に対し、姉妹に連絡して欲しいと頼んだ。

 

連絡を受けた家族は、Albaさんが生きていたと知って大喜び。しかし受け取った遺灰が誰のものなのか、困惑したとか。

 

甥も「叔母だと思う」と説明

 

地元メディアによれば、Albaさんは高熱と呼吸困難に陥り、3月に病院へ入院したという。

 

そして3月27日、家族はAlbaさんが死亡したと病院から連絡を受け、病院の霊安室で遺体と対面したそうだ。

 

ただし新型コロナの感染への懸念から、家族は遺体から距離をとることに。当時、その場にいた甥のJaime Morlaさんは病院関係者に対し、この遺体が「叔母だと思う」と説明しており、取材に対して次のように述べている。

 

「僕は叔母の顔を見るのが恐ろしかったのです。それに遺体からは1.5m離れており、同じような髪の毛や肌の色をしていたのです」

 

新型コロナの患者が多く混乱していた

 

その後、遺体は火葬場へ送られ、家族のもとへ遺灰が届けられてきたという。

 

やがて病院でAlbaさんが目覚め、その遺灰が彼女のものではないことが判明。病院側も家族の自宅を訪れ、謝罪した。

 

その際、病院側は、新型コロナの患者が多く病院も混乱していたため患者を取り違えたと説明したという。

 

現在、エクアドルでは2万2000人以上が新型コロナに感染、約600人が死亡している。(了)

 

 

出典元:BBC:Coronavirus: Ecuador ‘victim’ found alive in hospital mix-up(4/25)

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