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英でも黒人差別の抗議デモが激化、奴隷商人の銅像が海へ投げ入れられる

英でも黒人差別の抗議デモが激化、奴隷商人の銅像が海へ投げ入れられる
Twitter/CryptoKenn

イギリスでも黒人差別を抗議する運動が繰り広げられ、広場に設置された奴隷商人の銅像が海へ投げ入れられた。

 

ロープで引き倒し、銅像を海へ

 

6月7日、イングランドのブリストルの港でも、「Black lives Matter」のデモが起き、数千人が人種差別に抗議の声を上げた。

 

やがてデモ参加者は町の広場に置かれていた、17世紀の商人であるEdward Colstonの銅像を、ロープで引っ張り倒したという。

 

さらに人々は銅像を転がして港まで運ぶと、それを海へと投げ入れ、沈めたとされている。

 

8万人の奴隷をアフリカからアメリカへ送る

 

Colstonという人物は1636年、裕福な商人の子供としてブリストルで生まれ、その後ロンドンに住み、1672年まで繊維やワイン、砂糖、そして奴隷を取引する貿易を行ってきたという。

 

そして1680年になると、イギリスでの奴隷貿易を独占していた「王立アフリカ会社」のメンバーとなり、1689年まで約8万人の黒人男性、女性、子供まで、船でアフリカからアメリカへ奴隷として送ってきたそうだ。

 

Colston氏の富の大部分は直接、または間接的に奴隷貿易から得たものとされ、その資金をブリストルの街に寄付し、病院や教会、学校や2つの救貧院を建てたと言われている。

 

近年、評価が分かれる

 

しかしここ数年、Colston氏の業績については町の住民の間でも評価が分かれており、ある人物は歴史を変える必要があると主張。また別の運動によって、通りや学校、広場から彼の名前を削除することに成功したという。

 

ただ今回の件について、内務大臣のPriti Patel氏は「恥ずべき行為」だと非難しており、地元警察も「器物損壊事件」として捜査する方針だという。(了)

 

 

出典元:BBC:Bristol George Floyd protest: Colston statue toppled(6/7)

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