クリスマスツリーに受刑者の顔写真を飾りSNSに投稿、米保安官事務所が炎上
アメリカで、ある保安官事務所が、クリスマスツリーに受刑者の顔写真を飾ったとして、非難の声が寄せられている。
飾りにしたのは受刑者の顔写真
非難されているのは、アラバマ州にあるMobile郡保安官事務所だ。
ここでは先日、オフィスのクリスマスツリーに、今まで逮捕された受刑者や、現在指名手配している犯人の顔写真を飾り付け、その写真を自らのフェイスブックページに投稿したという。
さらに悪いことに、クリスマスツリーの頂上には、星の代わりに、受刑者のサンダルを飾ったそうだ。
多くの人が嫌悪感
アメリカでは黒人が警察官によって殺される事件が相次ぎ、ここ一年間は市民と警察官との間に大きな溝が生まれている。
この保安官事務所がジョークでこのようなことをしたのかは不明だが、クリスマスツリーの写真に関しては、多くの人々が真面目に受け止め、嫌悪感を示したという。実際下の投稿では次のように述べられている。
「アラバマ州で人々が警察の予算を減らしたいと思う、これがその理由。Mobile郡保安官事務所は、犯罪者の顔写真を飾ったクリスマスツリーを立てた、自分たちが何人の凶悪犯を街から一掃したかを示すために。もはやビョーキを超えている」
This is why people want to defund the police. In Alabama, the Mobile County Sheriff’s Office, @team_sheriff, put up a Christmas tree decorated with mugshots “to show how many Thugs we have taken off the streets.” This is beyond sickening. pic.twitter.com/EzgZYQ5W1T
— Beth Shelburne (@bshelburne) December 4, 2020
そして保安官事務所が自らのフェイスブックぺージに投稿した写真には8000件のコメントが寄せられ、アメリカで全国的なニュースとしても報じられたそうだ。
警察のスポークスマンは批判に対して、「これは良いことです。警察官が通りから犯罪者を連れ去ったことは、コミュニティにとって良いことです」と述べていたが、その後、問題の投稿は削除されたという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Police department sparks outrage after ‘decorating’ Christmas tree with mugshots(12/20)