スイス警察のダンス動画が話題を呼び、アイルランド警察がチャレンジを受けて立つ
スイス・ツーク市の警察が、署員を動員してダンス動画を作成。「警察がここまでやるとは」と話題になったその動画を、アイルランド出身の著名ラジオDJが取り上げ、自国の警察に「(ダンス)チャレンジを受けるか?」と挑発した。
各部署が協力してダンス
ツーク市の警察は、コロナ禍で沈みがちな市民の気持ちを明るくしようと、署員たちのダンス動画をYouTubeやFacebookの公式アカウントに投稿した。
機動隊員から管理司令室スタッフまで、様々な職種の署員がヒット曲「ジェルサレマ(Jerusalema)」に合わせて踊るこの動画。スイス国内だけでなく世界から注目を集め、Facebookだけでも800万回以上視聴されている。(「ジェルサレマ」は南アフリカのミュージシャンによる曲で、これに合わせて踊るダンスチャレンジがSNS上で流行中だ)
チャレンジを受けたアイルランド警察
この動画をシェアした人の中に、Frankie Beatsというヨーロッパの著名ラジオDJがいた。彼はスイス警察の投稿に拍手を送ると同時に、出身国アイルランドの警察にも、これができるか、とけしかけた。ツイッターに、彼はこう書いている。
世の中が暗いこの時代、人々のために何か特別なことをしようと、スイス警察の署員たちは決めた。純粋に素晴らしい! アイルランド警察は? この投稿をたくさんの人がリツイートしたら、チャレンジを受けるか?
Police officers in Switzerland @fedpolCH decided to do something special for its people in these dark times. Just amazing! @gardainfo? Will you accept the challenge if enough people retweet this? #Garda #Ireland #Police #Jerusalem pic.twitter.com/n32XWzwO5j
— Frankie Beats – KISSFM (@itsbeats) January 15, 2021
これに対し、アイルランド警察からは何の反応もなかった。だが、スイス連邦警察とアイルランド司法省が反応した。
スイス連邦警察は公式ツイッターアカウントに「アイルランド警察のダンスパフォーマンスを楽しみにしている」と書き、「ツーク警察の動画ほど正確で、統一された、完成度の高いものは無理だろう」と煽ったのだ。
こう書かれたアイルランド側では、何と司法省が動いた。公式ツイッターアカウントを通して、自国アイルランドの警察に「GO ON(進め)」というメッセージを出し、チャレンジに応じる許可を与えたのだ。その投稿文には、「アイルランドを誇れる国にしてくれ」という司法省の希望が書かれている。
@gardainfo you got this.
💃🕺 Make #Ireland proud👮♂️👮♀️ pic.twitter.com/hOL9gZMRqH
— Department of Justice 🇮🇪 (@DeptJusticeIRL) January 15, 2021
こうなっては、アイルランド警察も引くに引けない。早速ツイッターにこう投稿した。
我々は喜んで(チャレンジを)受ける。アイルランドのリバーダンスの動きを練習し始めるのがいいだろう。
We are very happy to accept. We better get practicing on our Riverdance routines https://t.co/uTACK0U9nj pic.twitter.com/d8sqcbERSG
— Garda Info (@gardainfo) January 15, 2021
アイルランド警察の動画はまだ投稿されていないが、アイルランド色の強い舞台作品「リバーダンス」を取り入れたものになりそうだ。(了)
出典元:Irish Examiner:Gardaí on the beat to bust the Swiss moves(1/16)
出典元:The Indian Express:Swiss Police’s viral ‘Jerusalema’ dance video ends with Irish cops accepting challenge(1/19)