【新型コロナ】フィリピン由来の変異株、英で2名に感染確認
イギリスで、新型コロナウイルスの新たな変異株に感染した人が2名確認され、現在調査が進められている。
イングランドで2名の感染を確認
イギリスの保健当局は3月16日、フィリピンで最初に特定された新型コロナ・変異株の症例が、イングランドで2件確認されたと発表した。
フィリピンでは3月9日に、この変異株に33人が感染したと報告している。
イングランド公衆衛生サービス(PHE)は現在、このフィリピン由来の変異株について調査していると発表。またこの変異株には、ブラジル由来のように「懸念すべき変異株(VOC)」に見られる変異があるが、現時点ではまだ「調査中の変異株(VUI)」のリストに入れているという。
「E484K」や「N501Y」の変異が見られる
感染が確認された2名のうち1名は、海外からの渡航者に関連した人物で、もう1名は現在調査中だとされている。
またイングランド公衆衛生サービスの声明によれば、この変異株には「懸念すべき変異株」で見られた「E484K」「N501Y」などを含む、多くの変異が見られるという。
ブラジル由来の変異株も、さらに2名
イギリスでは先日も、ブラジルのマナウスで確認された「P1」変異株に感染した症例が、さらに2件、ロンドンのHaringeyや、West Midlandsで確認されている。
この時の2名は、いずれもブラジルに旅行していた人物とされているそうだ。
イギリスでは現時点で、ブラジル由来の変異株に感染した人は12人。そのうち9人がイングランド、3人がスコットランドで確認されているという。(了)
出典元:METRO:Two cases of new Philippines-linked variant detected in England(3/16)