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KAIが世界で初めて組み立て式「紙カミソリ」を発売

KAIが世界で初めて組み立て式「紙カミソリ」を発売
KAI プレスリリース

ブランド名「KAI」でお馴染みの貝印(株)が、来月、紙で出来たカミソリを発売する。名称はズバリ「紙カミソリ」。肝心の刃の部分だけが金属で、それ以外は防水性のある紙製だ。

 

厚紙のシートで販売

 

同社が「世界初」と謳っているこのカミソリは、厚紙のシートで売られる。説明図に従って、折り紙のように折っていくと、T字型のカミソリになるのだ。

 

KAI プレスリリース
KAI プレスリリース

 

完成したハンドル部分は、人の手にフィットするエルゴノミクス・デザインが採用されているとのこと。また、防水性は十分配慮されており、40℃のお湯にも耐えられるという。ヘッド部分には、剃った毛が洗い流しやすくなるスリットが入っており、さまざまな面でプラスチック製カミソリに負けない性能となっている。

 

重さは1つが約4g(1円玉4枚分)。シート状(縦131.5mmx横59.7mm)なので、たくさん重ねてもあまりかささばらない。旅行先や出張先に持って行くのによさそうだ。

 

ハンドルには5色のバリエーション(オーシャンブルー、ボタニカルレッド、ヒスイグリーン、サニーイエロー、サンドベージュ)があり、これらが1セットで1100円(税込)。1本当たり110円ということになる。男女向けの区別はないユニセックス商品だ。

 

プラスチックゴミ削減に貢献

 

貝印のニュースリリースによれば、現在同社は、製品作りにおける脱プラスチックの取り組みを推進している。その1例がこの「紙カミソリ」だそう。紙スプーンや牛乳パックから着想を得て、有志社員5人が開発したらしい。

 

刃を保護するシールなどに、ほんのわずかなプラスチックが使われているが、それ以外の98%はプラスチックフリー。当初、発売予定はなかったが、エコを重視したコンセプト商品として商談会で展示したところ、予想以上の反響があったため商品化が決まったとのこと。

 

発売日は、アースデイ(地球環境について考える日)にあたる4月22日。まず公式オンラインストア「KAIストア」で販売され、2021年秋には全国小売店の店頭に登場する予定だ。(了)

 

出典元:SPRING WISE:DISPOSABLE PAPER RAZOR USES ORIGAMI-INSPIRED DESIGN(3/18)

出典元:貝印 プレスリリース:使い捨てカミソリ国内シェアNo.1の老舗刃物メーカー・貝印 脱プラスチック※2とSDGsをコンセプトに世界初の「紙カミソリ™」を商品化!

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