帯の上をモデルが歩く「ヴァレンティノ」の動画に批判殺到、さらに釈明をして再炎上
イタリアのファッション・ブランドがキャンペーン動画を公開し、その後炎上した。
帯の上を歩いたり、座ったり
そのブランドとは「ヴァレンティノ」だ。同ブランドは先日、「ヴァレンティノDI.VA」というキャンペーンの動画を公開。
そこには俳優の木村拓哉さんの次女で、モデルのKokiさんが、地面に敷かれた帯の上を歩いたり、その上に座ったり、またはハイヒールを履いて畳の上で寛いだりする姿が映し出されていた。
すると動画を見た人から「日本文化を冒涜している」や「自分たちの服を踏まれたらどう思う?」といった批判が続出。「ヴァレンティノ」は動画の削除に追い込まれたという。
釈明するも、それが再炎上
その後、「ヴァレンティノ」は釈明。次のようにツイッターに投稿した。
「(略)日本人のモデルを起用し、日本で撮影を行ったビジュアルにおいて、モデルが着物の帯を思わせる布の上に座る、または歩く、靴を履いて家の中にいるシーンが登場します。これらのビジュアルは日本の文化に敬意をこめて作成されたもので、日本の文化を冒涜するような意図は全くなく、このシーンで使われた布も、着物の帯ではありませんが、多くの方に不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます(略)」
— Valentino (@MaisonValentino) March 30, 2021
しかしこの釈明に対して、さらに多くのユーザーが反発。次のようなコメントが寄せられた。
帯ではないとのご説明ですが、この画像を見る限り通称「中無地」と呼ばれる帯特有の無地部分があるように見受けられます(略)。
帯です。
これで謝ってるつもりだそうです。
バレンチノさん、この説明だと 「着物の帯に似ているものを敬意を持って踏みました」になって全然釈明になっていないのですが、、、。
着物の帯でないならなんの布でしょうか?そもそも帯に限らず衣類を踏みつけるのは製作者を侮辱しているのと変わりません。どうぞ自社の製品を土足で踏んでいてください。日本の伝統を侮辱するな。
ご自身のブランドで丹精を込めて創り上げたスカーフを 泥の上に置いて靴で踏みつけられたら その相手に好意を持てますか?(略)
着物を好んで着ていたので大変ショックな映像でした。 文化はもちろん、職人の技術が詰まった帯は着る者でも丁寧に扱います。 仮に『帯を思わせる』布だったとしても、誰かを傷つける可能性のある広告だと…最後まで想像できない者がどうやって他の文化を尊重できるのか。 まずは学ぶべきでしょう。
自分は敬意ではなく悪意を感じました。下品でお洒落とは真逆。これで世界的ブランド??
残念ながら「敬意」をあの広告から読み取ることはできません。 むしろ「破壊」「新たな価値観」を想起させるものです。 御社の製品を踏みにじっている画を想像して頂ければ 今回私が受けた衝撃をご理解頂けるかと存じます。 どの文化に対しても、2度とこんな事態になりませんように。
バレンチノもASIANヘイトですか?
聡明なるヴァレンチノ社が、日本に対してこの程度の認識しか持ち合わせていなかったとは、本当に驚いております。私は貴社を排斥する意図は持っておりませんが、今後日本に対して誤った態度を取られない事を願っております。
釈明のツイートには現在、481件のコメントが寄せられているが、その大半は否定的な内容となっている。(了)