ルーブル美術館が、膨大な所蔵品ほぼすべてをオンラインで無料公開
コロナ禍の中、来訪者が減った各地の美術館は展示をオンラインで公開するようになって来たが、ルーヴル美術館もその例に漏れない。
同美術館によれば、4月1日から、48万点を超える所蔵品がオンラインで閲覧できるようになっているとのこと。
サイト訪問者の増加に応えて
フランスのルーヴル美術館は、世界で最も入場者数の多い美術館だ。海外メディアによれば、2019年の入場者数は約960万人。だが、2020年は新型コロナウイルスの影響で半年間閉館し、入場者が減った一方、サイトの訪問者が約210万人に増えた。
同美術館はこうした状況を考慮し、オンラインでの展示に注力。これまでも所蔵品の一部はサイトで公開されていたが、その点数を一挙に増やし、ほぼ全てといえる48万点以上が閲覧可能になったと発表した。
サイトのメニュー「EXPLORE」から
オンラインの展示は、同美術館のサイト(英語)のメニューで「EXPLORE」→「COLLECTIONS」と進めば見ることができる。(フランス語、スペイン語、中国語の表示もあるが、日本語はない)
「COLLECTIONS」のページでは、PAINTINGS(絵画)、SCULPUTURES(彫刻)、FURNITURE(家具)など7つのカテゴリで展示品を見れるほか、「ルーヴルの代表的な作品」「王、王妃、そして皇帝」「歴史上の大事件」といったテーマごとにまとめられたアルバムも用意されている。
また、フロアマップ(ページ最下部の「INTERACTIVE MAP」)を使って、館内を歩くように見て回ることもできる。
ルーヴル美術館は、先史時代から19世紀までのさまざまな美術品を公開している、世界最大規模の美術館。その建物は、世界遺産である「パリのセーヌ河岸」に包括登録される史跡でもある。現在も新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館を続けており、開館日の目処は立っていない。(了)
出典元:Insider:The Louvre just put its entire 480,000 piece art collection online for free(4/1)
出典元:boredpanda:The Louvre Just Made Its Entire Art Collection Accessible On Its Website For Free, And Here Are 30 Of The Most Impressive Artworks(3/31)