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ジョンソン英首相が子供たちに向けて「人間を動物のエサにすることもできる」

ジョンソン英首相が子供たちに向けて「人間を動物のエサにすることもできる」
YouTube/10 Downing Street

先日、イギリス首相官邸でイベントとして開かれた子供向け記者会見で、ジョンソン首相が本気とも冗談ともつかない発言を連発。メディアに揶揄されている。

 

環境をテーマに子供たちと話す

 

その子供向け記者会見は、来月イギリスのグラスゴーで開催される第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP 26)に先立って行われたイベント。首相官邸のメディアルームに招待された8〜12才の子供たちが、記者会見風の設定で首相と対話した。

 

テーマは環境保護。司会役となった世界自然保護基金英国支部(WWF UK)のCEO・Tanya Steeleさんが、子供たちからの提案を聞き出す、という形で会は進んだのだが、その中でジョンソン首相から奇妙な提案が。

 

YouTube/10 Downing Street

 

「人間を動物のエサに」!?

 

その1つは「自治体が運営する歯磨きペーストのディスペンサー(municipal toothpaste dispensers)」。どういう意味かは不明。これを報じた海外メディアも、真意を測りかねているようだ。ひょっとしたらプラスチック製のチューブが不要になるということかもしれない。

 

もう1つは、「牛にゲップをしないように奨励すること」。牛のゲップやおならに含まれるメタンガスは、二酸化炭素の50倍以上の温室効果を持っているといわれ、近年注目されているのは確か。

 

そして「人間を動物のエサにすることもできる」という発言。

 

これは、「地球上の哺乳類の97%は人間と家畜で、野生動物は3%しかいない」とSteeleさんが述べ、人はその責任を取って自然を回復させなければならないと主張した時に、首相の口から出た言葉だとのこと。

 

「それはとても悲しいことだ」と言った首相は、続けて「我々は人間の一部を動物のエサにもできる(We could feed some of the human beings to the animals)」と発言し、対応に困ったSteeleさんは、「後から(賛成反対を)投票してもらってもいいですし、候補者を募るのもいいですね」と、これまた奇妙なユーモアで返した。

 

これらの場面を含めた約39分の子供向け記者会見の様子は、首相官邸のYouTubeチャンネルに投稿されている。(了)

 

出典元:Metro:Boris Johnson tells room full of children ‘we could feed humans to animals’(10/25)

出典元:Mirror:Boris Johnson tells kids ‘feed people to animals’ in bizarre climate change joke(10/25)

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