オバマ元大統領がコロナ陽性に、イギリスでは再び感染者が増加
アメリカのオバマ元大統領が、新型コロナに感染。検査で陽性だったことを、自身のツイートで明かした。
ワクチンのおかげか症状ほとんどなし
3月14日のツイートで「新型コロナの検査で陽性になった」と報告したオバマ氏。症状はというと、「この数日間、喉がイガイガしていたが、それ以外は良好だ」とのこと。
症状がほとんど出ていないのは、ワクチンのおかげだったよう。オバマ氏は以前からワクチン接種を強く推奨しており、昨年3月には自身とミシェル・オバマ夫人がワクチンを打ったことを発表。「私たちは、このパンデミックを撃退するのにワクチンがベストの手段であることを知っている。ワクチンは私たちをお互いに守り、この国を以前のように再び回すのだ」と発言した。
今回オバマ氏は、自身の陽性報告を、ワクチンをさらに推奨する機会としても利用している。「ミシェルも私も、ワクチン接種とブースター接種に感謝している」と書き、「感染者数が減っているにしても、まだ接種していない人は、接種をもう一度考える機会だ」と訴えた。
ちなみにミシェル夫人は陰性。娘さんのマリアさんとサーシャさんについては不明だ。
アメリカでの感染者数はこのところ減少し、様々な規制も緩和されている。海外メディアによれば、2月中旬頃の1日の感染者数は約80万人だったが、先週1週間の平均は1日約3万5000人になった。
感染が収まりつつある時に感染してしまったのは、オバマ氏の不運という気がしないでもない。ただ、オバマ氏は、感染予防に細心の注意を払うタイプでもなかったよう。イギリスメディアによれば、昨年のパンデミックの最中、何百人ものゲストを招いて60才の誕生パーティーを開こうとして批判を浴びたそうだ。
イギリスでは感染者数増加
イギリスでは、減少傾向にあった感染者数が、再び増加に転じたと報じられている。
英国国家統計局の推計によれば、イギリス全体では25人に1人が感染していることになり、その中でも感染者数の多いスコットランドでは、18人に1人が感染していることになるそう。
再び増加している原因としては、より感染しやすい変異株・オミクロン BA.2の広まり、規制の緩和、ワクチン効果の減衰、などが考えられるそうだ。(了)
出典元:Metro:Barack Obama tests positive for Covid as US cases plummet(3/13)
出典元:BBC News:Covid infections rising again across UK – ONS(3/12)