イギリスの通りで多くのデリバリーロボットが立ち往生、信号待ちで列を作る
イギリスの通りで夜に、多くのデリバリーロボットが信号待ちをしている様子が目撃された。
7台の配達ロボットが待っていた
その様子を撮影したのは、サイクリストのナオミ・デイビスさん。
彼女は11月29日の19時30分頃、ケンブリッジの町にあるコレリッジロードの交差点で、7台の配達ロボットが信号待ちをしているのを目撃したという。
しかし信号が変わってもロボットたちは、横断歩道をなかなか渡り切れず、3回信号が変わって、やっと1台が渡れたそうだ。
信号が変わっても動かないロボット
デイビスさんによれば、信号が変わった時、最初のロボットが走り出すと思ったが、移動を始めたと思うと、少し混乱して、そのまま止まってしまったという。
また犬が通りかかった時には、1台のロボットが犬の周りでよろめき、やはり動けなくなったそうだ。
結局、デイビスさんはロボットたちが渡り切るのを見届けられず、「他の6台が横断歩道を渡るのに、どれくらいの時間を要したかは分からない」と述べている。
「ボタンを押してください」と声を掛ける
その後、デイビスさんはその時の写真をフェイスブックなどのSNSに投稿。すると他のユーザーから「歩道で待っている彼らはとても悲しそう」や「大きな(歩行車用の)ボタンを押す能力が本当にない」といったコメントが寄せられたという。
またコメントをしたユーザーの中には、9台が横断歩道で待っているのを見た人や、「ボタンを押してください」とロボットに声をかけられた人もいたそうだ。
このロボットはスターシップ・テクノロジーズ社が開発したもので、先月導入されたそうだが、同社は「ボタンに手が届かない場合、ロボットは遠慮なく親切な住民に助けを求めることもあります」と述べている。
また他の地域では、ロボットが自動的に信号機とやりとりし、ボタンを押す必要がない場合もあるという(了)
出典元:BBC:Cambridge delivery robots form orderly queue at traffic lights(12/2)