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ウクライナの首都にロシア軍がドローン攻撃、5つの建物に損害、死傷者なし

ウクライナの首都にロシア軍がドローン攻撃、5つの建物に損害、死傷者なし
Twitter/Ukraine Territorial Defense Forces

ロシア軍は14日、ウクライナの首都キーウとその周辺に、再び大規模なドローン攻撃を仕掛けた。

 

エネルギー施設に損害なし

 

14日未明、ロシア軍はイラン製のドローンを使って攻撃を行い、首都キーウでは5つの建物に損害を与えたという。

 

しかしキーウの救急隊のスポークスマンであるSvitlana Vodolaga氏は、メディアに対し、この攻撃で死傷者は出なかったと明らかにした。

 

また国営電力網運営会社「Ukrenergo」も、今回のドローン攻撃では、エネルギー施設に損害は出なかったと述べている。

 

13機のドローンを撃墜

 

現時点でイラン製のドローンが、何機攻撃に使われたのかは、分かっていない。しかしウクライナ軍によれば、キエフとその周辺上空でイラン製ドローン13機を撃墜したという。

 

またウクライナ軍は、この防空態勢により、さらに多くの建物の損害が阻止されたと明らかにした。

 

「Ukrenergo」もテレグラムにおいて「防空部隊の見事な働きにより、(14日の)エネルギーインフラ設備は損害を受けなかった。13機のドローンはすべて撃墜された」と投稿している。

 

またあるテレグラムのアカウントには、撃墜されたイラン製ドローンの破片に「リャザンのために」と書かれた写真が投稿されたという。

 

ロシア領のリャザンには、ロシア軍の空軍基地があり、12月5日には何者かによって攻撃を受け、「Tu-95」爆撃機が損傷、基地の兵士3人が負傷している。

 

南部・ヘルソン市では行政庁舎が損傷

 

一方、ウクライナ南部のヘルソン市でも、ロシア軍によるロケット弾攻撃が行われ、地方行政庁舎が被害を受けたという。

 

ヘルソン市は、すでにロシア軍から解放され、ウクライナ領となっており、今回の攻撃では行政庁舎の2階部分が損傷したが、死傷者は報告されていない。

 

 

このような攻撃が繰り返される中、アメリカはウクライナに「パトリオット」防空システムを供給するか検討しているそうだ。

 

あるアメリカ政府の当局者は、CNNに対し、ロシアの攻撃から守るため、「パトリオット」ミサイルが数日のうちにウクライナへ納入される可能性があると語ったという。(了)

 

出典元:The Guardian:US ‘has no expectation’ fighting in Ukraine will stop in winter; Russian rockets hit administration building in Kherson – as it happened(12/14)

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