昨年9つ子を授かった夫婦、ようやく赤ん坊を連れて母国へ帰還
非常に珍しい9つ子を授かった夫婦が、出産から1年半後にようやく母国へ帰ることができたという。
帝王切開で出血多量に
その夫婦とは、アフリカのマリ共和国出身の、ハリマ・シセさん(妻:26歳)とアブデルカデル・アービーさん(夫:36歳)だ。
ハリマさんは多くの子供を身籠っていたことから、特別なケアが必要となり、モロッコのカサブランカにある専門医院「アイン・ボルハ」に入院したという。
そして2021年5月5日に、9人の子供(5人の女の子と4人の男の子)を同時に出産。しかし必要な早期の帝王切開が行われ、出血多量により死にかけたそうだ。
このため病院のスタッフが24時間365日サポートできるように、ハリマさんと夫は近くのアパートに滞在し続けたという。
そして今回、2年の入院生活を終え、無事に退院。赤ん坊を連れて、マリへ帰国することができたそうだ。
Les seuls nonuplets au monde fêtent leur premier anniversaire avec leur mère Halima Cissé, 26 ans, et leur père Abdelkader Arby, officier de l’armée malienne. pic.twitter.com/aJyBRX75bq
— The Cameroonian 🇨🇲 (@TheCameroonianZ) May 5, 2022
家族たちに赤ん坊を紹介
夫妻はすでに、マリに戻り、家族たちに新しく生まれた赤ん坊をようやく紹介できたという。
夫妻の親しい友人は、メディア「MailOnline」に対し、次のように語っている。
「長い間、たくさんの涙を流しながら待っていましたが、赤ちゃんたちは今、みんな元気に育っていますし、みんな家に帰れることを喜んでいます。子供たちは日に日に強くなり、本当に仲良しで、本当にかわいいです。カサブランカのクリニックを去るときは、感慨深いものがありました」
ただし赤ちゃんの世話は大変なようで、毎日100枚以上のおむつと6リットルのミルクが必要とされている。
この赤ちゃんたちは、「一度の出産で最も多く生き残った子供たち」としてギネス世界記録に認定されているという。(了)
出典元:METRO:Parents can finally take their nine babies home after nearly two years in hospital(12/14)