半自動化されたマクドナルドの店舗、アメリカで試験的に導入
アメリカで、人間がほとんどいないマクドナルドの店舗があり、現在試験的に運用されている。
他店と同様にスタッフが常駐
マクドナルドは先日、初めてテキサス州に半自動化された店舗をオープンさせたという。
もっともまだ、この店は完全な自動化ではない。従来の店舗と同様にスタッフが常駐しており、将来の自動化に向けた実験を行っているそうだ。
実験の目的は、注文のスピードと正確さを向上させること。そしてSNSに投稿された動画には、注文した商品が、ベルトコンベアで窓口まで運ばれる様子が映っていた。
@foodiemunster @McDonald’s ♬ Jingle Bell Rock – Bobby Helms
ドライブスルーや店内でも注文可能
半自動化された店舗は、通常のマクドナルドの店舗に比べ小さく、人の姿もほとんどいないように見える。
客はドライブスルーの窓口で商品を受け取ることができ、また店内のタッチスクリーンでオーダーすることも可能だという。
確かに自動化は、会社の人件費を抑えることを可能にするが、活動家たちは、このような技術開発が実際の人々の仕事に及ぼす影響を懸念している。
テキサス州では、最低賃金は時給7.25ドル(約964円)で、ここ10年近く上がっていない。マクドナルドの従業員のほとんども、アメリカのほぼすべての州で時給15ドル(1995円)未満だとされている。
しかも、今回のマクドナルドの半自動化の実験が成功すれば、さらに雇用を危険にさらす可能性があるという。(了)
出典元:METRO:McDonald’s opens first restaurant that’s not fully run by humans(2022/12/26)