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爆発する可能性のあった手榴弾、医師がウクライナ兵の胸から摘出

爆発する可能性のあった手榴弾、医師がウクライナ兵の胸から摘出
Facebook/Ганна Маляр

ウクライナの医師が、手術を行い、兵士の胸に入った手榴弾を摘出することに成功した。

 

心臓の真下にVOG手榴弾

 

ウクライナの国防副大臣Hanna Maliar氏は、先日フェイスブックを更新し、兵士の体から不発の手榴弾が除去されたと明らかにした。

 

その投稿によれば、VOG手榴弾がウクライナ兵の心臓の真下に刺さっていたが、軍医がそれを取り除く手術を行い、成功したという。

 

投稿には、その兵士のX線画像と、摘出した手榴弾、そして医師の写真が添えられていた。

 

Facebook/Ганна Маляр
Facebook/Ганна Маляр

「手榴弾の爆発性は残っていた」

 

Maliar氏によれば、手榴弾はいつ爆発するか分からなかったため、手術中の出血を抑える一般的な方法である「電気凝固法」を使わずに、手術が行われたという。

 

ウクライナの内務大臣顧問であるアントン・ゲラシチェンコ氏もテレグラムにおいて、「手榴弾の不発弾が心臓の下から採取された。手榴弾は爆発しなかったが、爆発性は残っていた」と投稿。

 

さらにウクライナ軍医療部隊司令官の通信顧問であるエフゲニア・スリブコ氏の言葉を引用し、次のように書いている。

 

「このような手術は、私たち医師の診療では一度も行われたことがありません。似たようなことは、アフガニスタン戦争でもありました。今回の患者については、1994年生まれで、今はリハビリのために施設へ送られたが、状態は安定していると言える。このケースは医学の教科書に載ると思います」(了)

 

出典元:The Guardian:Surgeons remove unexploded grenade lodged in Ukrainian soldier’s chest(1/12)

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