ザポリージャ州でロシア軍幹部が、ミサイル攻撃により死亡
ウクライナのザポリージャ州の前線で、ロシア軍幹部が戦死したことが明らかになった。
ロシア側関係者が発表
死亡が確認されたのは、ロシア第35軍の参謀長、セルゲイ・ゴリャチェフ少将だ。
ロシア軍の支配下にあるザポリージャ州南部の、ロシア側関係者であるウラジミール・ロゴフ氏が6月13日に明らかにした。
ロゴフ氏によれば、ゴリャチェフ少将はザポリージャ州の前線で、ウクライナ軍によるミサイル攻撃で死亡したという。
/1. “As a result of a missile attack (today 12 June 2023), a Russian Major General Sergei Goryachev, Chief of Staff of the 35th Combined Arms Army, was killed.” https://t.co/IjMbv01pN4 pic.twitter.com/ZZv5q96VEl
— Special Kherson Cat 🐈🇺🇦 (@bayraktar_1love) June 12, 2023
ウクライナ軍はわずかに前進
ウクライナのハンナ・マリアー副国防相は13日、ドネツク州のバフムトとToretsk付近で、ウクライナ軍が少しずつ前進していると報告した。
同副大臣はテレグラムのメッセージで、ウクライナ軍はベルクヒフ貯水池のあるエリアから、バフムト方面に向かって250メートル、Toretsk方面に200メートル前進したと述べたという。
またベルジャンシク方面では、3平方キロメートルの領土を占領したと主張している。
ロシア軍は攻撃を撃退したと主張
一方、ロシア国防省は13日、ドネツク州南部の集落、MakarivkaやRivnopil、Prechystivka村付近で、ウクライナ軍の攻撃を撃退したと発表した。
またロシア国防省は、ウクライナ軍との戦闘で捕獲した、ドイツ製の戦車「レオパルト」とアメリカ製の戦闘車両「ブラッドレー」のビデオ映像を公開した。
Минобороны РФ показало видео захваченных российскими войсками Leopard и Bradley. По данным ведомства, некоторая техника досталась ВС РФ в полностью рабочем состоянии:https://t.co/r2ZkK7DXWd
Видео: Минобороны России/ТАСС pic.twitter.com/gibMTJhRnO
— ТАСС (@tass_agency) June 13, 2023
国防省はテレグラムにおいて、「一部の車両のエンジンはまだ動いていた」と述べているが、その動画がいつ、どこで撮影されたのかは検証されていない。
Makarivkaの集落については、数日前ウクライナ軍が奪還したと伝えたが、ロシア側の軍事ブロガーは、この集落が再びロシア側の手に戻ったと主張している。
ロシア領内の石油施設で爆発
ロシア南部のクラスノダール地方では6月13日、クラスノダール市内にある重要な石油精製施設で大きな爆発が起きたという。
クラスノダール地方は、ロシアに占領されているクリミア半島に、物資などを供給するための拠点となっている。
しかし、この地域では過去にも爆発が起きており、5月26日にはドローン攻撃により1棟の建物が損傷したと報じられていた。(了)
出典元:The Guardian:No need for martial law in Russia, says Putin; senior Russian general killed in Zaporizhzhia, says Moscow – as it happened(6/13)
出典元:METRO:Russian troops ‘filmed executing comrades trying to flee the frontline’(6/13)