Switch news

知っておきたい世界のニュース

メキシコのマラソン大会で、1万1000人がズルして失格に

メキシコのマラソン大会で、1万1000人がズルして失格に
YouTube/El Universal

先月開催されたメキシコシティマラソンに出場した約3万人のうち、約1万1000人が失格となった。26.2マイル(42.195km)全てを走らず、近道するなどの不正を行なっていたことが分かったからだ。

 

参加者の3分の1以上が不正

 

マラソン大会でのごまかし行為は、それほど珍しいものではない。海外メディアによれば、多くのメジャーな大会であるのだそう。

 

有名な例を挙げると、オーストラリアのランナーであるJoasia Zakrzewskiさんは、イギリスでの「2023 GB Ultras 50-mile」大会で、一部区間を自動車で移動していたことが分かり、メダルを剥奪されている。また、Kelly Agnewさんというウルトラマラソンのランナーは、周回ルートを走る大会で仮設トイレに隠れ、周回数をごまかして失格となっている。

 

ただ、こうした不正が一挙に1万1000件も発覚したことは、これまでになかったと言えるだろう。今回のメキシコシティマラソンでは、出場者の3分の1以上が、何らかの方法で走った距離をごまかし、失格になったと報じられている。

 

デジタルデバイスのチェックで判明

 

メキシコシティマラソンの運営者は、海外メディアで次のような声明を発表した。

 

今回開催された「XL Mexico City Marathon Telcel 2023」の参加者に、スポーツマンらしくない行為がありましたので、メキシコシティ·スポーツ協会は、該当する参加者のタイムを無効とします。

 

大会の最中に走者が自動車やバイクに乗ったり、公共の交通機関を利用したりしているのが目撃され、報告を受けた運営者が詳しく調査したとのこと。

 

デジタルデバイスの記録を調べ、走者が5kmごとに設けられたチェックポイントを通過したかどうかを確認したところ、1万人以上がどこかの区間をスキップし、全ての距離を走っていないことが判明した。

 

失格となった出場者の一部は、デバイスが壊れていたと主張しているが、運営者に失格を取り消す気はないとのこと。(了)

 

出典元:Odditycentral:11,000 Runners Disqualified for Cheating During Mexico Marathon(9/7)
出典元:yahoo!sports:Thousands of runners reportedly disqualified from Mexico City Marathon for taking shortcuts(9/8)
出典元:YouTube/El Universal:Por tramposos, “descalificados” del Maratón CDMX

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top