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80歳の女性の脳に針が刺さっているのを発見、親による嬰児殺しの試みか【ロシア】

80歳の女性の脳に針が刺さっているのを発見、親による嬰児殺しの試みか【ロシア】
flickr_frankieleon

ロシアで、高齢者の女性の脳に針が刺さっているのが、検査により偶然発見された。

 

3センチの針が脳に刺さる

 

その高齢者の女性は80歳で、ロシア極東のサハリンに住んでいるという。

 

しかし先日、医師が彼女の脳をCTスキャンしたところ、長さ3センチの針が脳に刺さっていたことが明らかとなる。

 

医師たちは、女性の容態を悪化させる可能性があるため、針を抜くことを考えておらず、女性は病院で医師たちに見守られているという。

 

飢饉の時代には珍しいことではなかった

 

医師たちは、この女性が、両親による嬰児殺しの失敗の犠牲者だったと考えている。

 

サハリンの地方保健局は10月4日、声明を発表。次のように述べた。

 

「このようなケースは飢饉の時代には珍しいことではありませんでした。彼女の両親は、恐らく第2次世界大戦中、自分たちの子供を殺そうと決断したのでしょう。そして彼女は生まれてからずっと、長さ3センチの針と共に暮らしてきたのです。この方法は、犯罪の証拠を隠すために、しばしば用いられたのです」

 

戦時中はソ連全土で食糧不足が蔓延し、多くの人々が貧困にあえいでいたそうだ。

 

声明によれば、針は女性の左頭頂葉を貫通したが、親が意図した効果はなく、彼女は一命を取り留めたという。

 

また女性は針による頭痛なども訴えておらず、命に危険が及ぶ状況ではなかったそうだ。現在、主治医が女性の容態を見守っているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russian woman has lived 80 years with needle in her brain, doctors discover(10/4)

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