地上にいた旅客機が激しい風にあおられ、タラップをなぎ倒す【アルゼンチン】
先日、アルゼンチンで激しい強風が吹き荒れ、空港でも旅客機が勝手に移動してしまう出来事が起きた。
ブエノスアイレスで激しい嵐
12月17日、激しい嵐により、首都のブエノスアイレスにある「アエロパルケ・ホルヘ・ニューベリー空港」を、強い突風が襲ったという。
これにより、アルゼンチン航空の「ボーイング737-700型機」は吹き飛ばされ、乗客が使うタラップをなぎ倒したそうだ。
また空港の地上スタッフが使用する車両に向かって、タラップが猛スピードで接近する様子も目撃された。
This is the moment a parked Boeing 737 spins on a runway in eastern Argentina as heavy storms batter the country.
The plane was stationary when it was buffeted by the wind and began to rotate at Aeroparque Jorge Newbery airport, just outside of Buenos Aires on 17 December. pic.twitter.com/0sWSsi6gab
— The Independent (@Independent) December 18, 2023
100便が欠航、同数が遅延や変更
他の映像でも、旅客機の翼の一部が、滑走路にあった建物にぶつかっている様子が写っていた。
アルゼンチン航空によれば、主に「アエロパルケ空港」の運航に影響を及ぼした強い嵐のため、これまでに100便が欠航し、同数が遅延やスケジュール変更に見舞われたという。
またブエノスアイレスで行われた音楽祭でも、強風によりステージの一部が吹き飛ばされ、観客の中に落ちたため、来場者が避難したそうだ。
Concertgoers fled a music festival in Buenos Aires, Argentina, as parts of a stage were blown apart by powerful winds, sending portions of it flying into the crowd.
At least 15 people were injured, local media said. https://t.co/zTrHdCbuXq pic.twitter.com/8UUgqw0tm7
— ABC News (@ABC) December 18, 2023
この嵐により、アルゼンチンや隣国のウルグアイでも、少なくとも16人が死亡したと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Passenger plane ‘takes off’ by itself as it is blown away by 100mph winds at Argentinian airport, smashing into staircase(12/18)