ロシアの子供たちが学校で、核攻撃から身を守る方法を学ぶことに
ロシアでは、今後学校で、子供たちが核攻撃に備えた授業を受けることになるようだ。
早ければ9月から授業
ロシアでは最近、学校のカリキュラムが変更され、今後生徒たちが「大量破壊兵器の戦闘特性と有害な影響、およびそれらから身を守る方法」を学ぶことになるという。
このカリキュラムは「祖国の安全と防衛の基礎」とも呼ばれており、早ければ9月からロシア全土の学校で実施される予定だとされている。
また子供たちは、基本的な軍事訓練、例えばカラシニコフ銃と手榴弾の使用方法なども学ぶそうだ。
自然災害時の対処法も学ぶ
ただし戦争についてだけでなく、子供たちは自然災害や人為的災害などの緊急事態において、身を守る方法についても学ぶという。
このカリキュラムには、外出血や体の大きな部分の損傷、火傷、凍傷、中毒などの患者に対する応急処置も含まれるそうだ。
ロシアのプーチン大統領は昨年8月、学校に安全保障と防衛コースを導入することを承認。これは西側諸国のウクライナ支援により、ロシアとNATO諸国との直接対決の脅威が高まっていると認識しているからだと考えられている。
またこれまでもロシア側は、本土が攻撃された場合、核兵器を使用する可能性があると繰り返し脅迫してきた。
先週には、ロシア国営テレビの司会者、ウラジミール・ソロヴィヨフ氏が、自身のラジオ番組「フル・コンタクト」で、核戦争への移行を示唆。ベルギーのブリュッセルにあるNATO軍本部を攻撃する、という考えを述べたという。(了)
出典元:METRO:Russian children to be taught how to survive nuclear attack(2/6)
出典元:Newsweek:Russia Bringing Nuclear War Survival Training to Schools(2/6)