ガザ地区で女性の下着を漁るイスラエル兵、映像がネットに浮上
ガザ地区でイスラエル兵が、パレスチナ人の女性の下着を漁っており、その動画が公開されている。
下着を「戦利品」のように扱う
ここ数週間、イスラエル兵がガザ地区で、女性の下着を着用したり、盗んだりするいくつかの動画や画像がSNSに浮上している。
パレスチナのNGO「MIFTAH」によれば、イスラエル兵は、しばしばこれらの下着を「戦利品」のように保持しているという。
またこのような映像は、イスラエル兵士の「堕落の見本」であり、彼らが処罰されずに、犯罪を実行できることを示しているそうだ。
その上で「MIFTAH」は、「これらの写真は、イスラエルによるガザに対する心理的支配を行う、多くの要素の一つである」と語っている。
Footage of Israeli soldiers celebrating with the lingerie of Palestinian women who have been displaced or killed by them is an integral part of the genocide and attempted psychological domination over Gaza, and a key example of their depravity and impunity. #CeasefireNOW pic.twitter.com/3F9Gfz9JUS
— MIFTAH #CeasefireNOW #GazaGenocide (@miftahpal) March 5, 2024
イスラエルの収容所で性的暴行など
一方、国連の内部報告書では、イスラエルの収容所において、抑留されているパレスチナ人が暴行や長時間にわたる圧迫姿勢、性的暴行を受けるなど、広範な虐待が報告されているという。
この報告書は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がまとめたもので、昨年12月にガザ地区のケレム・シャローム検問所から解放された、パレスチナ人への聞き取り調査に基づいているそうだ。
また報告書によれば、昨年10月以来、ガザ地区では約4000人の男性や女性、子供がイスラエル兵により検挙されたと推定でき、12月から約1000人の抑留者が解放されたという。
一方、イスラエル側は虐待疑惑を否定しており、「ハマス」に触発されたプロパガンダだと主張している。
「ハマス」も襲撃時にレイプか
また国連の専門家チームは3月4日、「ハマス」が10月7日にイスラエル南部を襲撃した際、レイプや集団レイプを含む性的暴力が行われたと「信じるに足る合理的な根拠」があると結論付けた。
「ハマス」側は、襲撃時に戦闘員が女性に性的暴行を働いた疑惑を否定しているが、BBCによれば、過去にも同様の出来事が確認されているという。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza updates: Israel kills three as US envoy visits Beirut(3/5)
出典元:The Guardian:Palestinians ‘beaten and sexually assaulted’ at Israeli detention centres, UN report claims(3/5)
出典元:BBC:ハマスの性暴力疑惑「信じるに足る合理的根拠」=国連報告書(3/5)