イスラエル軍が南部ラファや各地を空爆、ドイツはUNRWAへ資金拠出を再開
イスラエル軍は4月24日も、ガザ地区各地で空爆や砲撃を行い、多数のパレスチナ人が犠牲になっている。
イスラエル軍が住宅を空爆
パレスチナの通信社「Wafa」によれば、イスラエル軍がガザ地区南部のラファにある住宅を空爆し、3人のパレスチナ人が死亡、数人が負傷したという。
その住宅には当時、多くの人がおり、イスラエル軍の戦闘機はそれをターゲットにしたそうだ。
南部のラファには約100万人以上のパレスチナ人が避難しているといわれているが、イスラエル軍はなおも、ラファへの地上侵攻の構えを示している。下の動画は最近、ラファへの攻撃の際に撮影されたもの。
Massive Israeli airstrike against Rafah in the southern part of the Gaza Strip pic.twitter.com/ZCFNGLPyfs
— Visegrád 24 (@visegrad24) April 21, 2024
ガザ地区北部、中部、南部でも死者
ガザ地区北部のガザ市でも、イスラエル軍の攻撃が行われ、母と子供が死亡した。
イスラエル軍は、ガザ市西部にあるシャティ(ビーチ)難民キャンプ付近にある住宅を空爆。これにより母親のアムナ・ハミドさんと、12歳になる息子のマフディさんが死亡、他6人が負傷したという。
またガザ市西部のナスル地区にある住宅にも、イスラエル軍による砲撃が行われ、少なくとも市民3人が死亡、数十人が負傷した。
イスラエル軍は、ガザ地区南部のハンユニスにあるMa’an地区とal-Mawasi地区も砲撃し、パレスチナ人の市民2人が死亡、数人が負傷したそうだ。
さらにイスラエル軍はガザ地区中部のDeir el-Balah,でも、パレスチナ赤新月協会(PRCS)の本部付近にある住宅を攻撃。爆発が起きる様子が撮影されている。
Video shows the shelling of a house near the Palestine Red Crescent Society headquarters in Deir al-Balah, central #Gaza Strip.
📷Filmed by PRCS volunteer: Ahmed Wishah pic.twitter.com/B0GeswUJCu— PRCS (@PalestineRCS) April 24, 2024
ドイツがUNRWAへの資金拠出を再開
一方、ドイツ政府は、元フランスの外務大臣であるカトリーヌ・コロンナ氏が主導した国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に関する最終報告書に基づき、資金拠出を再開すると明らかにした。
イスラエル側は、UNRWAの多くの職員が、「ハマス」や「イスラム聖戦」のメンバーだと主張していたが、コロンナ氏が主導した調査報告では、イスラエル側がその証拠を示していないことが明らかにされた。
ドイツ政府の資金拠出再開の決定について、イスラエル外務省は「遺憾であり、失望した」と述べている。(了)
出店元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israel says ‘moving ahead’ with Rafah operation(4/24)